「第75回春季関東地区高校野球大会」2回戦が5月21日、神奈川県・横須賀スタジアムほかで熱戦が繰り広げられた。山梨2位の山梨学院高校は1回戦に神奈川3位の横浜隼人高と対戦、投打が噛み合い12-0、5回コールドで勝利。この日、東京1位の帝京高と対戦した。試合は1回戦を無安打無得点と好投した林謙吾投手が2日連続で先発を託された。後攻の山梨学院は1回裏、1番徳弘太陽の二塁打を犠打と犠飛で手堅く1点を先制。しかし、林は2回表の一死後、2連続四球を与えると2点適時二塁打で逆転され、さらに2連続安打で1点を失った。1-3とリードされた山梨学院はその裏、反撃。一死満塁から打撃好調の徳弘が2点適時打で同点。続く星野泰輝が適時打で逆転した。その後、帝京に4回に同点、5回に逆転を許し、6回には再び山梨学院が7-6と逆転した。1点を争うシーソーゲームで迎えた終盤の8回表。力投続ける林は先頭への四球、次打者の浅い左前打を犠打で送られ、一死三塁二塁に走者を背負うと、次打者の左中間への2点適時二塁打で、またも逆転。手に汗握る展開に両チームの応援団のボルテージも上がり観客も固唾を飲んで試合の行方を見守った。帝京は9回にも2番手中田有飛から1点を奪い9-7と点差を2に広げた。追う山梨学院は9回裏、先頭の4番高橋海翔が左中間に本塁打を放ち追いすがるも、後続が抑えられ、大接戦に終止符が打たれた。選抜の覇者・山梨学院は2回戦で大会を終えた。
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