山梨学院短期大学は6月21日、保育・幼児教育関連団体と山梨県内の保育・幼児教育の充実を図ることを目的に包括的連携協定締結式を山梨学院広報スタジオで行った。未来を託す幼児に対する教育は現在、保育者の減少や人材不足、組織的な不祥事などで起きた不信感で「保育の質」が不安視されている。今回、幼児教育を取り巻く課題を解決し、さらに保育の充実に向け、重層的な取り組みを推し進めるため、山梨県保育協議会、公益社団法人・山梨県私学教育振興会及び山梨県認定こども園設置連絡会の3団体と連携協定を結んだ。締結式は時間を分け団体ごとに行われ、初めに山梨学院短大・遠藤清香学長と山梨県保育協議会・廣瀬集一会長が協定書に署名した。次に、山梨県私学教育振興会・川手佳彦理事長、引き続き山梨県認定こども園設置者連絡会・井口太会長が協定書に署名・交換した。その後、それぞれに山梨学院短大・中野隆司保育科長が協定の趣旨、今後の事業展開を説明した。協定書署名に先立った挨拶で遠藤学長は「山梨県の保育・幼児教育の環境、それから子どもに関わる環境、そして子育てを取り巻く環境には、みんなで協力して頑張ってはおりますがまだまだ課題があるというふうに考えます。それらの課題解決に向けて、一緒に取り組んでいけることを大変うれしく思います」と挨拶した。今後、さらに学生の実習や就職、保育者の日々の保育実践や研修、研鑽などを通して「保育の質」の向上に連携していく。
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