「第105回全国高校野球記念選手権山梨大会」準決勝2試合が7月22日、甲府・山日YBS球場で行われた。春の選抜大会を制し、春夏連覇を目指す山梨学院高は駿台甲府高と対戦。試合は9回でも決着がつかずタイブレークにもつれ込んだが、7-9で敗れ夢は叶わなかった。2戦続け先発のマウンドに上がった林は、1回表一死後、守備の乱れから1点を先制されると3回にも3連打で2点を献上した。追う展開となった山学はその裏、四球と安打の走者を置いて5番佐仲大輝が相手エースから左中間へ3点本塁打を放ち3-3の同点とした。林は5回にも失策と2連打で1点を勝ち越されたが山学は6回裏、2番手投手津島悠翔の安打から星野泰輝の適時打で再び4-4の同点とし、勝負を譲らない。その後、山学が優位に試合を進め7回は勝ち越し、9回はサヨナラの好機を迎えたが、あと1本が出ず延長タイブレークとなった。10回表、山梨学院は再び林をマウンドに送った。無死二塁・一塁から始めるタイブレーク。先攻の駿台は一死満塁から内野ゴロで1点を奪うと、林はまたも味方失策も絡み、続く2連打と自身のボークでこの回一挙5点を失った。諦めない山学は、一死二塁・一塁から代打の迫結哉の適時打で1点を返すと、続く進藤天が主将の意地を見せる適時二塁打を放ち2点差に詰め寄るも及ばず、2年連続夏の甲子園出場、春夏連覇の夢は実らなかった。決勝戦はもう1試合の勝者、東海大甲府高と駿台甲府高の対戦となった。
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