熱戦が繰り広げられてきた2023年度「第76回秋季関東地区高校野球大会」が10月29日、作新学院高(栃木1位)の優勝で閉幕した。2連覇を目指した山梨学院は、残念ながら作新に屈し準優勝となったが、ここまでの戦いぶりは目を見張るものがあった。1回戦を埼玉2位の昌平高に11回タイブレーク2-1で勝利、2回戦準々決勝は神奈川1位の桐光学園高に2試合連続の11回タイブレークの末、4-2と薄氷を踏む思いで接戦を制した。28日、前日の準決勝、健大高崎戦には6回まで1-2でリードされるも、7回に相手の守備ミスを見逃さず1点を返し同点にすると、9番針尾の勝ち越し打で3-2と逆転、しぶとい粘りで勝利を収めた。3試合いずれも最後まで勝利を諦めない執念で決勝戦に勝ち進んだ。決勝戦は、初回に1点を獲り合い、この試合も拮抗した戦いに、と思われたが作新の打撃力に苦しめられた。6回まで18安打3失点で何とか凌いできたが、4回救援した櫻田は、この大会これまで3試合に好投してきたが、7回、耐えきれずに集中打を浴び6失点、その後も救援投手が得点を重ねられまさかの4-13と大差をつけられ準優勝でこの大会を終えた。この結果、来春の選抜甲子園にはほぼ出場は確定し、「全員で選抜優勝旗を返還」という目標は叶えられそうだ。
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