11月4日、「第103回全国高校ラグビー山梨県予選」準決勝が南アルプス市御勅使南公園ラグビー場で行われた。山梨学院高は、前回大会で同じ準決勝で敗れた東海大甲府高と対戦。雪辱を期して試合に挑んだ。一進一退で進んだ中盤、相手陣地でのラインアウトから中央、左サイドへと、マイボールでつなぎ、#11・矢野悠斗が左隅に走り込み最初のトライを奪い5-0と先制。その数分後、山学が自陣での反則から東海大甲府にペナルティキックを決められ5-3とされるも、その後、徐々に山学がボールを支配し、攻撃の手を強めた。22分、26分にトライを決め、17-3で折り返す。後半に入っても山学が主導権を握るが相手の鍛え上げられたタックルでトライを阻止され中盤を迎えた15分、右サイドから中央へ展開、パスを受けた#15篠原悠士が華麗なステップで相手タックルをかわし中央へトライ。ゴールも決まり、24-3と差を広げた。その後もフォワードとバックスが一体となった連続攻撃で相手を苦しめ3トライ3ゴールキックを決め38-3と突き放した。一方、東海大甲府も残り時間が少なくなった30分、山学ゴール10m前のスクラムから出たボールを留学生の強い突進で得たラインアウトで好機をつくると、ドライビングモールで山学フォワードを押し込みトライ。しかし、時すでに遅し。ノーサイドの笛が鳴り響き38-10。山学は復活3年目で初めての決勝に進出した。12日(日)に花園出場を賭けて日川高と激突する。
詳しくはこちら