第102回全国高校サッカー選手権山梨県大会準決勝が11月5日、JITリサイクルインクスタジアムで行われ、大会4連覇を目指す山梨学院高は日本航空高と決勝進出をかけて対戦した。試合は、山学がこれまでの勝ち上がり同様にサイドを大きく使い、縦へと早い攻撃を組み立て、航空は高い位置でボールを奪い、ショートカウンターでゴールを狙う。山学は、前半度重なる決定機を迎えるが、相手の堅守が上回り、枠を捉えきれず無得点で試合は進む。一方の航空も山学の背後を狙った攻撃を仕掛けるが、山学はコンパクトに守備陣形を敷き、組織的な守備で得点を与えず、0対0で前半を折り返す。後半に入ると、航空が攻勢を強め、山学は選手交代でこれに対応。山学は、後半もゴール前で好機を得るが、決定力に泣き、1点が遠い展開。後半36分、航空がロングスローのセットプレーのこぼれ球を押し込み、ついに試合の均衡が破れる。山学は勝利を信じてボールを前線に繋ぐが、最後まで航空の粘り強い守備を攻略できず0対1で競り負け、決勝進出はならず、4連覇の夢は潰えた。
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