「第19回関東地区大学野球選手権大会」が3日目を迎え11月8日、準決勝2試合が横浜スタジアムで行われた。関東5地区10校が『明治神宮野球大会』出場権を与えられる2校を目指して熱戦が繰り広げられてきた。山梨学院大はここまで1回戦の横浜商科大、2回戦に創価大を破り3回目の出場で初めて準決勝に進んだ。この日の2試合目に首都大学野球連盟第1位の日本体育大と対戦した。後攻の山学大は、先発にこの大会初めて佐藤裕士を先発に立てた。佐藤は1回表、立ち上がりこそ走者を三塁に進められるも、5回まで2安打無得点と好投した。打線は初回から足で勝負を仕掛けるが、2つの盗塁死で好機を生み出せず、さらに4回にも先頭打者を出すが、次打者がフルカウントから三振と盗塁死が重なりWプレー。その直後に二塁打が出るなど好機がつながらず、流れを引寄せることができなかった。山学大は6回から佐藤を代えて西野知輝を投入するが日体大は西野に対し、先頭打者が四球で出塁すると、足で揺さぶった。次打者が二盗、三盗を決め、それに加え、味方の失策が絡み無安打で1点を先制すると、なおも長打で1点を加えた。西野はその後も無死満塁にされると、ベンチは中込陽翔に継投。中込はこのピンチの場面でも粘り強く、最少失点で食い止めた。しかし、山学大打線は相手投手に反撃の糸口が見つけられぬまま、完璧に封じ込められ0-2の完封負けを喫した。初の神宮大会出場は逸したが、ベスト4という大きな経験を手にした。
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