6月26日、大学対抗団体戦「東日本学生レスリングリーグ戦」順位決定リーグ最終戦が東京・駒沢屋内球技場で行われ、山梨学院は一昨年、昨年と連続惜敗し涙を飲んだ日体大と3年連続の決勝で激突。全員が気持ちの乗った戦いぶりで5-2の圧勝、矜持を見せた。試合は、配列順で86㎏級五十嵐文彌が会場の母校の応援団の大声援を受けてマットに上がった。前半、互いに牽制し合い五十嵐が1-0で折り返すと、後半、五十嵐が徐々にプレスを掛け、相手を追い詰めた中盤に得点を奪い4-0で幸先の良いスタートで先陣を切った。2番手57㎏級勝目大翔は序盤から全日本選手権覇者を相手に小気味の良い動きでリードを奪うと、後半激しい攻防の中、得点の奪い合いに勝目が上回り2勝目を挙げた。3番手の74㎏級鈴木大樹は全日本選抜選手権優勝者に敗れるも、4番手、70㎏級森田魁人が試合終盤、一気にビッグポイントを奪い3勝目を挙げ、優勝を引き寄せた。続く、65㎏級荻野海志は昨年の全日本選手権王者と互角の戦いを演じ2-1の僅差で勝利。この時点で山学大が4勝1敗となり、6年ぶりの優勝を決めた。その後は125㎏級ソヴィット・アビレイが順当勝ち。配列最終者の61㎏級小野正之助は棄権を申告し不戦負けになったが山学大は実力者揃いの日体大相手に最高のパフォーマンスを見せて完勝。日体大の3連覇を阻み、10度目の優勝を飾った。試合後、選手は応援団とともに喜びを分かち合った。
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