山梨学院大学孔子学院は10月22日、中国文化イベントとして中国国家級無形文化財に認定されている「変面」の公演を山梨学院高ルネサンスホールで行った。「変面」とは変面師が手や衣装、扇子などを顔にかざした瞬間にマスクを次々に変幻自在に変えていく中国伝統の芸術でその方法は中国国家機密の「秘技」とされている。山梨学院大孔子学院では2019年開設の翌年4月から山梨学院高進学コースを対象に週2回の中国語授業を開いて中国文化への理解促進に努めており、これまでにもいくつかの文化交流イベントも実施され、今年度はその一環として2021年度に行われ好評だった「変面鑑賞会」に続き2度目の「変面」公演を実施した。午前中の1年生に続いて午後から2年生を対象とした公演を生徒と一緒に鑑賞した。今回の公演は、「変面」では世界初となる夫婦で演じる「双人変面」で京劇の動作にオリジナルな演出を加えてテンポ良く変幻自在に顔を変えていく様はまさにマジックショー。中国の伝統芸能の奥深さを実感した。「変面」に続いて変面の影響を受けた古典演劇「京劇」の歴史や特徴・役柄、観劇のポイントなどが「変面師」の解説とともに実演で簡潔に紹介され、中国に400年続く伝統芸術の粋を堪能できた。他に生徒たちは「西遊記」でおなじみの「如意棒体験」をし、短い時間だったが中国文化の一端に触れ興味・関心を広げていた。
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