10月29日、「第77回秋季関東地区高校野球大会」2回戦準々決勝の山梨学院高は、初出場ながら千葉1位代表の千葉黎明高と神奈川県サーティーフォー保土ヶ谷球場で対戦した。来春の選抜甲子園出場校選考の重要な参考資料となるこの大会に、出場の目安となるベスト4を懸けた。試合は、後攻の山学が1回戦、優勝候補の東海大相模高に好投した藤田蒼海を再び先発に送った。1回表、藤田は先頭打者から5番打者までに3四球で満塁にすると、次打者の二ゴロを平野天斗が失策。1点を先制された。さらに4つ目の四球が押し出しとなり初回に2点を献上した。千葉黎明は3回表、2回二死から救援した加藤優空に、先頭打者の一ゴロを横山悠が失策。加藤は後続に2連続安打を浴び1点を奪われ、0-3となったところで大友陸が3番手で継投。しかし、四球とワイルドピッチで1点を与え0-4となり、千葉黎明が序盤で優位に立った。流れが悪い中、3回裏、山学の攻撃は8番平野が二塁打で得点の好機を作ると、相手の失策と1番鳴海柚菜の犠飛で1点を返した。5回にも相手の失策を機に4番横山の適時打で1点を追加。2-4と反撃体制になったが6回表、相手先頭打者の三塁打で得点を追加された。その後、4番手菰田陽生が6回途中から相手打線を好投で抑え味方の援護を待った。9回裏、山学は相手失策と安打で無死二塁一塁の反撃の好機を作るも、最後はWプレーで万事休す。4年連続の選抜出場が厳しくなった。
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