第103回全国高校サッカー選手権山梨県大会準決勝が11月2日、JITリサイクルインクスタジアムで行われ、昨年ベスト4で敗退した山梨学院高は、2年ぶりの決勝進出をかけて韮崎高と対戦した。試合は、山学が2トップのFW小笠原瑛太(3年)、FWオノボフランシス日華(2年)のポストプレーを起点にした攻撃や、サイド攻撃からDF鈴木琉斗(3年)のクロスによりシュートチャンスを多く演出するも決めきることができずにいると、前半36分にセットプレーから韮崎高に先制点を許す。前半を0対1で終えると、後半も韮崎高のロングカウンターによる速い攻撃に苦戦し、後半26分に相手の抜け出しからGKと1対1を決められ、点差を0対2に離される。山学は諦めることなく攻撃を続け、後半30分、右サイドからDF鈴木が仕掛けてクロスを上げ、ファーに流れたボールに途中出場のMF速水仁(3年)が右足で合わせ1点を返す。更に後半アディショナルタイムには、DF鈴木のパスからペナルティエリア内に侵入した途中出場のFW関塚力登(3年)が、切返しから左足を振り抜き同点で試合を振り出しに戻すと、ラストプレーでDF小柳堅也(3年)のゴール前へのパスのこぼれ球に再びFW関塚が押し込み、逆転。直後に試合終了の笛が鳴り、試合は3対2の劇的勝利となった。山学は2年ぶりに決勝進出し、11月9日に東海大甲府高と戦う。
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