「第50回内閣総理大臣杯全日本大学レスリング選手権大会」2日目が11月10日、大阪府堺市金岡公園体育館で行われた。個人の成績ポイントによる大学対抗戦で争われる大会は1日目に10階級の決勝進出校を決め、2日目に敗者復活戦後に決勝戦が行われた。山梨学院大は1日目を終え、準決勝までに過去に実績がない出場8階級中全階級で決勝に進出し、事実上優勝を手に入れたが選手たちは緊張感を持って挑んだ。午前に敗者復活戦が行われ、続けて決勝戦は午後0時15分から軽量級から順に行われ、最初の57㎏級勝目大翔が不戦敗で幕を開けた。2番手の61㎏級須田宝は後半まで苦しんだが4点差を大技で6-6の同点にすると点の取り合い後、12-8で先陣を切った。続く65㎏級荻野海志は前回この大会で3位の専修大選手と対戦。順調に得点を重ね勝利。次は、70㎏級から74㎏級に階級を上げた森田魁人は今年のインカレで1年生王者になった早稲田大の選手と対戦。互いに決め手がなく森田が1-1のラストポイントを奪い辛くも勝利。続く79㎏級に階級を上げた鈴木大樹もこの階級で2連覇を狙った日体大選手に苦戦するも、後半1分を切ったところで同点ポイントを奪い2-2。ここもラストポイントで粘り勝ちした。86㎏級五十嵐文彌は相手を横に振る戦法で翻弄して快勝。ここまで山学大は5連勝1敗。決勝戦でも躍動した。続く97㎏級、125㎏級は敗れたものの、5年ぶりの優勝と東日本リーグ戦優勝の二冠にも輝いた。
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