「第104回全国高校ラグビー大会」が12月27日、地区予選を勝ち抜いた51校が東大阪・花園ラグビー場に集結、開幕した。前回大会、ラグビー部復活3年目で悲願の花園出場を決めた山梨学院高ラグビー部は、1回戦を青森山田高に43-0と完封で記念すべき初勝利を挙げた。12月30日2回戦は大会最多72回出場、15回優勝を誇り、花園の歴史とともに歩んできた秋田工業高と対戦した。前半開始早々の30秒、#15篠原悠士が上げたハイパントボールを自らキャッチ、そのまま華麗なステップで先制トライ。コンバージョンゴール(Gキック)も成功、7-0とした。序盤6分には、ラインアウトから#6渡邊颯太が右隅にトライ。さらに9分には相手ボールをターンオーバーからパスをつなぎ#15篠原が2本目のトライとGキックで19-7とリード。終了間際の30分、ゴール前に攻め込んだ山学の猛攻は、相手のデフェンスに食い止められるも、混戦から#9菅沼直樹が右サイドに持ち出しトライ、Gキックも決まり24-7で前半を終了。後半序盤も、山学が優位に立ち秋田工のゴール前の攻防は、山学がスクラムから#8佐野涼太のトライとGキックで31-7とした。さらに山学の#13パエア・フォトフィリの力強い独走トライで秋田工をねじ伏せ38-7。その後の秋田工の最後の抵抗も山学ディフェンスが封じ込め勝利。2回戦を突破し3回戦準々決勝に進出した。山梨県勢の年越しの元旦決戦は11大会ぶりとなる。
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