山梨学院大学が2008年、全国に先駆けて地方議会改革の一環として昭和町議会と連携協定を締結した。一方で、甲府市とは包括連携により本学は近年様々な活動をしてきたが、甲府市との協働の機会がなかった。一年前に「学生による政策提言発表会」を同議会に秋田辰巳学長代理が提案したところ快諾を得られ、1月29日に甲府市議会議場ではじめての実施となった。大学側から法学部法学科・片田興ゼミ、同・外川伸一ゼミの計34人(全員法学部法学科3年)が参加。4グループに分かれ甲府市議会議員27人(出席者)を前に政策提言を発表した。提言内容は、甲府市の活性化や市民サービスの充実などにつながる「甲府市における人口減少対策」、「甲府市における公共交通政策」、「県都・甲府市の観光活性化策」、「市立甲府病院の課題と取組 ~経営財政分析の観点から~」の4項目。学生たちは現在、甲府市が抱える課題や将来を見据えた中長期改善策を約6ヶ月の限られた期間内に調査・研究を重ね練り上げた政策提言を作り上げた。若い感性と柔軟の発想の提言に議員は真剣に耳を傾け、学生との質疑応答では活発な質問が出され、学生のアイディアに真摯に向き合っていた。これらの提言は今後の市政運営の参考として検討されていくとした。
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