VOL3453 2025.2.16

文部科学大臣賞「第二十六回酒折連歌賞」表彰式
~大賞の金子さん・県知事賞の山学高片桐さんらが表彰される~
~選考委員長が見事な問答が揃ったと高評価~


「満天の星を巡らせ指揮棒止まる」の問いの片歌に「振り向いてベートーヴェンは喝采を知る」と答えの片歌。北海道岩見沢市の金子幸男さん(78歳)の句が「第二十六回酒折連歌賞」の一般の部の大賞・文部科学大臣賞に選ばれた。その表彰式が2月15日、山梨学院広報スタジオで行われた。他に山梨県知事賞の山梨県の片桐帆乃美さん(山梨学院高16歳)、山梨県教育委員会教育長賞・小倉正一(山梨県61歳)、甲府市長賞は内藤春美さん(山梨県62歳)がそれぞれ受賞。小・中・高校生を対象にしたアルテア部門の大賞・文部科学大臣賞は鈴木優依乃さん(埼玉県17歳)の上位5人が選出され、それぞれ表彰状と副賞とともに大賞杯や楯が贈られた。酒折連歌賞は「古事記」に登場する「五七七」の問いに「五七七」で答えを返す問答で『酒折宮』がわが国の連歌発祥の地とされたことにちなんで1998年(平成10年)、山梨学院大学が中心となり創設された。表彰式挨拶で古屋忠彦酒折連歌賞実行委員会代表が受賞者への敬意、選考委員や関係者に謝意を述べ、四半世紀継続してきた酒折連歌賞を次の時代をイメージして発展を願った。歌人の三枝昂之選考委員長は、講評で今年の上位作品は見事な問答が揃ったと作品を評価。それに対して受賞者が作品への思いと喜びの声を述べた。閉式後、記念写真撮影が行われ、その後、連歌発祥の地・酒折宮を参詣し、受賞を報告した。

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