VOL3455 2025.2.20

 山学短大栄養士コースで「専門的実践力外部試験」
~2年間の学びが審査員の“おいしい”の言葉に凝縮~
~対象者に寄り添った温もりの一品が揃う~


山梨学院短期大学食物栄養科栄養士コースで2年間学んだ学生が卒業する集大成として実施される2024年度「専門的実践力外部試験」が2月18日、19日の両日、短大調理実習室で行われた。この外部試験は文部科学省に認定された「卒業時における『質保証』の取り組みの強化」として8回目となる。「喫食者に見合った献立が作成できること」「献立に沿った調理ができること」を栄養士の最も基本の専門的実践力と捉えており、本試験は、この専門的実践力がどれだけ身についているか、学外の管理栄養士から評価を受ける栄養士コースの卒業試験である。今年度は、栄養士コース2年生37人が2日間午前・午後組4グループに分かれ、1日目の午前の部に10人が試験に臨んだ。内容は、成人女性(18歳~29歳)を対象に学食や社員食堂で提供される冬(2月)の昼食献立を想定し、あらかじめ与えられた課題で献立を作成し、実際に1人分を調理・完成させる。学生は、この日までに何度も試行錯誤を繰り返し作り上げた独自の献立を約1時間半で調理。作業中には外部審査員が献立表を手に調理台を回り、献立基準通りに作業が行われているか確認した。料理完成後には、学生は審査員に献立についての思いをアピールした。それに対して審査員は材料や味付けや彩り、調理技術の適切さなど細かいやり取りを交わし、その後講評を行った。結果は10項目にわたる評価表を基に厳正な審査を経て、卒業式事前指導において配布される。  

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