山梨学院大学 (法学部政治行政学科・行政研究センター)は7月19日、甲府市の山梨学院メモリアルホールで、財団法人東京市政調査会理事長・東京大学名誉教授の西尾勝氏を講師に招き、山梨学院創立60周年記念講演会「分権改革と政治改革」を行った。西尾氏は、1995年から2001年まで、地方分権推進委員会委員。2000年から21世紀臨調「新しい日本をつくる国民会議」に参画。この自分史を語り、なぜ分権改革から政治改革にまで手を広げたのかを語り、「橋本行革の成果を活用した小泉内閣の行った道路公団等民営化や郵政分権改革は『三位一体の改革』のまだほんの一部の改革であり、また第3次分権改革の『道州制』は分権改革を更に促進する方策にもなり得る反面、分権改革を後退させる方策にもなり得る」と熱弁。おわりに会場を埋め尽くした約600名の聴衆に、分権改革を進めるには政治改革が必要で、これは表裏一体のものだと説いた。
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