VOL654 2007.07.02号
山梨学院大学現代ビジネス学部キックオフ記念講演会
池田会長「新潟発、アジア1、そして世界1へと夢は膨らむ」
海野社長「ますます地域と連携を密にした運営に努めたい」

 

山梨学院大学現代ビジネス学部(今井久学部長)と関東ニュービジネス協議会(池田弘会長)は7月2日、甲府市の山梨学院メモリアルホールで山梨学院大学現代ビジネス学部キックオフ記念講演会を開催した。会は、「地域ビジネスの川中島決戦 アルビレックス新潟・池田弘会長 VS ヴァンフォーレ甲府・ 海野一幸社長」と題し、サッカーと地域活性化を、現代におけるビジネスという切り口で行われた。財政難で存続の危機から奇跡のJ1昇格、そして残留という離れ業を成し遂げた両氏。池田弘会長は「県民を、新潟スタジアム見学会から無料招待、そして熱狂的なサポーターへと誘い、約4万2千人の集客に成功した。現在は約26億円のクラブ収入となった。新潟発、アジア1、そして世界1へ。世界の人 が、行ってみたい街、気になる街、新潟というようにしたい」と夢を膨らませ語った。海野一幸社長は「チームは経費削減をするところがなかった。存続の道は売り上げ増しかなかった。クリーニング屋さんにはユニホームの無料洗濯など、あらゆる業種の方に支援してもらう協賛システムの確立。年間100回を超える地域交流会 の開催。宣伝広告は、担架広告、砂場保護シート広告、単価の安いうちわ広告など独自の商品を開発。ホーム試合を長野県に持ち出すなど、様々なアイディアで勝負し黒字に転じた。2年後に山梨学院大に強化育成のサッカー部をつくってもらい選手の育成で良い関係を築きたい。ますます地域と連携を密にした運営 に努めたい」と語った。全国から成功モデルと注目されている両氏の話だけに、会場に詰めかけた650名の聴衆者は、固唾をのんで聞き入っていた。
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