VOL694 2007.11.28号
山梨学院大学ローカル・ガバナンス研究センター設立記念講演会
地方自治の泰山北斗 片山善博氏招く
〜地方分権時代は議会中心主義で『魚河岸のせり』の如し〜

 

山梨学院大学ローカル・ガバナンス研究センターとローカル・ガバナンス学会は11月28日、同大学の山梨学院メモリアルホールで、山梨学院大学ローカル・ガバナンス研究センター設立記念講演会を行った。山梨学院大学は、2007年7月1日より、多様な人たちがかかわって地域を元気にする手法の方向を研究し政策提言する山梨学院大学ローカル・ガバナンス研究センターを設置した。この記念行事として、講師に元鳥取県知事で地方自治の泰山北斗の片山善博氏(慶応義塾大学大学院教授)を招いて、「自治体の自立と住民・議会・首長の役割 〜ローカル・ガバナンスの行方〜 」と題し講演を行った。片山氏は「地方分権の時代は『議会中心主義』の時代である。市民・住民の満足度が高い自治体が望ましい。それには住民の代表である議会の力量を増す議会制度改革が不可欠。また、議会は『魚河岸のせり』の 如しで、政策の優劣を公開の場で競い、合意と納得で最良の選択に導くことが必要。従って、有権者は議員選挙にも関心を持ち、人任せではなく自らが選ばなければならない」などと、地方分権の動向、これからの地域の課題、住民・議員・首長の役割などローカル・ガバナンスの行方を縦横無尽に語った。
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