VOL695 2007.11.29号
オブジェ『縄文の鼓動』完成披露
〜新潟県中越沖地震で目覚めた古木 縄文時代の情景表現〜

 

山梨学院(古屋忠彦理事長・学長)は11月29日、甲府市の川田『未来の森』運動公園でオブジェ『縄文の鼓動』の完成披露を行った。2007年7月16日に新潟県中越沖で起きた地震の発生後、震源地付近の海底で眠っていた縄文時代のブナやナラなどの古木(3100年〜6500年前)が、液状化現象で目覚め海面に現れた。この古木を山梨学院が新潟県から約50個譲り受け、縄文土器が出土した川田『未来の森』運動公園の『縄文の風』の隣地約500平方メートルのエリアに、縄文時代の情景を表現したオブジェ『縄文の鼓動』を完成させた。完成披露には関係者や来賓約250名が参加。古屋理事長・学長は「ここを訪れた人に、中越沖地震のことを胸に刻みつつ、縄文の鼓動を感じてほしい」と挨拶。ファンファーレの中でテープカットが行われ、小学4年生64名による『縄文の詩』の朗読や高等学校吹奏楽部40名による『ロシアの皇太子セレクション』が演奏されるなど完成を祝った。また、教材としてアクリルの中に酸化しない特殊なオイルに古木を漬けた標本2本が、制作者から同法人の小学校と中学校に寄贈された。
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