VOL785 2008.8.25号
北京五輪出場の加藤ゆか選手が帰校
〜400mメドレーリレー日本6位入賞を報告〜
〜その頬を悔し涙と嬉し涙がつたった夢舞台〜
 

北京五輪閉幕から一夜明けた25日、競泳女子100mバタフライと400mメドレーリレーに出場した加藤ゆか選手(商学科4年)が古屋忠彦学長に帰校報告を行った。加藤選手は「大会初日の個人種目は(緊張で)考える間もなく気がついたらレースが終わっていた、もっと冷静に臨めたらと悔しい気持ちが残りました。メドレーリレーに向けて気持ちを切り替え、リレーでは自分の持っている力を出し切れたかなと思います」と予選敗退で終わった個人種目の悔しさと日本チーム(背泳ぎ中村礼子、平泳ぎ北川麻美、バタフライ加藤ゆか、アンカー上田春佳)が3分59秒54の日本新記録で6位に入賞した喜びを報告した。古屋学長は「大学のキャンパスでは水泳部の部員を中心にパブリックビューイングを行って皆で応援しました。いい歴史を作ってくれました、御苦労さまでした」と労をねぎらった。同席した神田忠彦監督は「個人では自己ベストを下回ったがリレーでは自己ベストを上回った。総合で78点ぐらいの出来だった」と評価した。五輪の極度の緊張感を知る先輩の萩原智子さん(カレッジスポーツセンター研究員)が「前半から行く自分のレースをしました。監督はコーチだから厳しい評価だけれど、先輩の私は100点満点をあげます」と話すと、じっと見つめて聞いていた加藤ゆかはその瞳を潤ませ、その言葉をその胸にそっと締まっていた。
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