VOL836 2009.1.2号
第85回東京箱根間往復大学駅伝競走 ≪往路≫
〜モグス最後の箱根2年連続区間新記録の快走〜
〜山上りの5区で逆転劇、往路優勝は東洋大〜 
 

第85回東京箱根間往復大学駅伝競走“箱根駅伝”が正月2日、東京・大手町読売新聞社前から箱根・芦ノ湖駐車場前までの5区間108.0kmで1日目の往路が行われた。今年は85回の記念大会、例年より3チーム多い史上最多の23チームが出場、23色の襷が東海道を疾走し箱根の山を駈け上った。初出場から23年連続出場で優勝3回、準優勝5回の実績を誇る地方私学の雄 山梨学院大学は、最も難しい1区を任されたキャプテン松村康平(4年)が期待に応えてトップと6秒差の4位と好発進、4年連続2区のエース メクボ・モグス(4年)が最後の駅伝で2年連続区間新記録の激走を見せトップに躍進、当日変更で3区に起用された宮城真人(4年)がモグスの貯金を保ち1位でつなぎ、4区の後藤敬(3年)が区間4位の好走で2位、優勝を狙える理想的な展開で襷をつなぎ5区の山上りで高瀬無量(2年)がトップの早大を抜いた時には一瞬往路優勝かと思われた。しかし急勾配の宮ノ下で酸欠状態に陥りブレーキ、往路5位となった。往路優勝は5区の山上りで1年生のスーパールーキー柏原竜二が驚異的な区間新記録で8人を抜き、大逆転した東洋大が初の往路優勝に輝いた。
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