VOL866 2009.5.2号
第61回春季関東地区高校野球山梨県大会(第8日目)
山学・エース山田 秘策球ツーシームで東海を完投完封
〜 9回裏3番・小林 渡辺から中越えサヨナラ打 〜
 

山梨県高校野球連盟は5月2日、小瀬球場で第61回春季関東地区高校野球山梨県大会(第8日目)準々決勝4試合を行った。第2試合は秋に延長12回の死闘を演じた両雄、山梨学院大学附属高校 対 東海大甲府高校の試合が行われた。後攻の山梨学院はエース右腕・山田祐也(3年・猿橋中)が強打の東海大甲府を相手に秘策球ツーシームファストボールを織り交ぜて5安・1四球・1死球・3三振の105球で完投完封。攻めては、先発の左腕・高橋裕也に対して5回を6安打1四球3犠打と攻めたてたが、後一打が出ず無失点に抑えられる。6回裏からはエース左腕・渡辺圭が登板。山学は、6回に7番・花澤冴俊(2年・千葉市シ)の中前安打、また、7回裏には1番・細谷竜児(3年・高崎ボ )の左フェンスに直撃の二塁打、さらに8回裏は5番・青山祐己(2年・浦安シ)の左前安打に犠打を駆使して攻めるなど、執拗に左腕・渡辺にプレッシャーをかける。そして9回裏の一死後、1番・細谷が中前安打で出塁し、2番・鈴木悠介(2年・青葉緑東シ)の犠打で三塁に進塁。ここで3番・小林夏樹(2年・長野北シ)が「1ー2からのスライダー」を強振、中堅手の頭上を越えるあたり、俊足の中堅手が一瞬グラブに収めたかに見えたが、二塁から細谷が生還してサヨナラとなった。山学は強豪・東海を相手に、秋に続いてのサヨナラ勝ちを収めた。次は5月4日午前10時から小瀬球場で、日本航空高校と関東出場権を賭けて準決勝を戦う。
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