VOL910 2009.7.25号
第91回全国高校野球選手権山梨大会(準決勝)
山学5番・小林 起死回生逆転3ランで決勝進出
〜力投・山田らしい投球術 / 追撃・松浦の本塁打〜

山梨県高校野球連盟は7月25日、小瀬球場で第91回全国高校野球大会山梨大会(12日目)の準決勝2試合を行った。第2試合は第3シードの山梨学院高校と第2シードを破った身延高校が対戦した。後攻めの山学はエース右腕・山田祐也(3年・猿橋中)が、今試合3試合目となる中一日の先発登板となった。山田は、2回表の一死後に死球と2安打で満塁とされると2番への「低めに投げたチェンジアップをライト前に上手く運ばれた」と2点先制された。7回表には二死三塁から5番に「狙いどおりの外のストレートをライト前に打ち返された」と適時打されるなど、44打者に対して15安打4四死球4犠打を与えながらも、山田らしい両サイドに散らす粘りある投球術で3失点のみに押さえ込 んだ。攻めては、5回裏に1番から7番にシフトした松浦航平(2年・青葉緑東シ)が「好投の祐也さんを楽にしようと思った。スライダーが内から真中に入って来た。思い切って振り抜いた」と2対1と追撃となる左越えの本塁打を放った。1対3とリードされた8回裏の二死後、小林夏樹(2年・長野北シ)が「甘く入って来たインコース真中のスライダー。角度も良かったので入ったと思った」と、起死回生の逆転3ランで4対3と試合を決めて決勝戦に進出した。山学は明日13時から小瀬球場で、ノーシードで勝ち上がって来た古豪・甲府工業と9年ぶり4回目の甲子園出場を目指して戦う。
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