VOL992 2010.1.2号
第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路)
山学大2位ゴール 大谷クレバーな走りで明日へ繋げる
〜 柏原2年連続区間賞で東洋大が往路2連覇 〜

新春恒例の第86回東京箱根間往復大学駅伝競走(往路)は1月2日、東京・読売新聞前から神奈川箱根芦ノ湖駐車場入り口までの5区間(108・0キロ)で行われた。24回連続24回目出場で総合優勝3回、準優勝5回の山梨学院は、1区 松枝翔(2年・鹿児島)、2区 高瀬無量(3年・市尼崎)、3区 オンディバ・コスマス(2年・山梨学院)、4区 後藤敬(4年・高千穂)、5区 大谷康太(4年・出雲工)とエントリー変更はないオーダーで臨んだ。1区の松枝はハイペースのレースを残り3キロの六郷橋まで第一集団で好走し流れを呼び込む7位、2区の高瀬は日大のギタウ・ダニエル(4年)に抜かれるものの早稲田大、専修大、学連選抜、東洋大、中央大を抜き3位(区間 7位)に順 位を押し上げた。3区のコスマスは日大を抜き2位(区間2位)へ浮上。4区は4区が3回目の後藤がまさかの走りで、日体大、東京農大、日大に抜かれ5位(区間14位)に後退した。しかし、往路最終5区・双子弟の大谷は東洋大の2年連続区間賞ペースで激走する柏原竜に抜かれたが、惑わされることなく冷静な判断で深追いせずにクレバーな走りで、日大、東農大、日体大、明治大を抜き、5時間35分38秒の2位(区間2位)でゴールテーブを切った。なお、往路優勝は1区から4区までトッブを死守した明治大から4分26秒差の7位で襷を受けた柏原が、タイム差と順位を物ともせずに2年連続の区間新となる山登りのスペシャリストの走りで、東洋大に2年連続2回目の往路優勝をもたらした。明日 の復路、山梨学院は15年ぶり4回目の総合優勝を目指し、午前8時00分の東洋大がスタートした3分36秒後にスタートを切る。
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