山梨学院大学ニュースファイル

ドリームケーキプロジェクト開催

Vol.3558 | 2025年12月6日

子どもたちが描いたケーキを制作
山梨学院短大夢実現プロジェクト

子どもたちが「こんなケーキがあったらいいな~」と絵に描いたケーキを、パティシエコースで学ぶ学生たちが本物のケーキに仕上げて夢をかなえてあげる山梨学院短期大学恒例の「ドリームケーキプロジェクト」が12月6日に行われた。山梨学院短期大学と山梨中央銀行が連携して取り組むこのプロジェクトも今年でもう14年目、年末イベントとしてすっかり定着。今年は県外からの応募もあり625点の絵が寄せられ、その中から賞を獲得した3つの絵のケーキを学生たちが午前中いっぱいかけて制作、午後からは受賞した子どもたちを招いて贈呈式が行われた。

学生たちが審査して選んだ今年の受賞作は、「未来のパティシエ賞」に甲州市の中村凌久(りく)さん(5才・年長)の絵「チョコスポーツカーケーキ」。「山梨中央銀行賞」に北杜市の諏訪心陽(こはる)さん(11才・小5)の「ピンクドーナケーキ」。そして、「ドリームケーキ大賞」にはつくば市の小田部翠葉(こたべ すいは)さん(11才・小5)の「みんなハッピー12星座ケーキ」が選ばれた。

受賞3作品のケーキ作りに取り組んだのは、山梨学院短大食物栄養科パティシエコース1年の学生たち、3つのグループに分かれて午前8時30分からそれぞれ制作に取り組んだ。「未来のパティシエ賞」を受賞した5才の中村凌久君の「チョコスポーツカーケーキ」の作品作りに取り組んだグループは、車の形を表現するのに苦心したという、ナンバープレートに「りく」君の名前を入れ、窓の部分はクッキーの上にアイシングで青い空をイメージした青い窓、車体を削りチョコレートで包んでスポーツカーに仕上げた。

「山梨中央銀行賞」を受賞した11才の諏訪心陽さんの絵「ピンクドーナケーキ」作りを担当した学生たちは、いちごクリームで作ったピンクのリボンを絞るのが難しかったという。クリームが曲がってしまったり、途切れてしまったりと、何度も失敗したそうで、中央にイチゴ、回りにブルーベリーやチョコドーナッツを配置、苦心して作り上げた作品は「見た目だけでなく味もおいしく仕上がっているはず」という自信作。

「ドリームケーキ大賞」を獲得した12才の茨城県つくば市在住の小田部翠葉さんはネットを検索して募集を知りチャレンジしようと思って応募。星座占いが好きで「星座のケーキがあると面白いな」と思い絵を描いたという。ケーキの制作を担当した学生たちは「マカロンと生クリームの色を合わせるのに苦労しました。着色剤とクリームを混ぜすぎると分離してしまうので何度も改善して明るい奇麗なパステルカラーに仕上がるよう頑張りました」と語る。それぞれのグループは、知恵を出し合い、何とかしようと悪戦苦闘しながら、工夫を凝らして見事な形に仕上げた。

午後からは子どもたちを招いて贈呈式が行われた。羽畑祐吾短期大学学長と山梨中央銀行の長田公務推進室長がそれぞれの立場から連携の意義について説明を行い、描いた絵の写真が入った盾と色鉛筆がそれぞれに贈られた。子どもたちは、最初は緊張した表情だったが、司会を担当した山梨中銀の峰岸さんの進行が上手くて菓子作りの知識も豊富、学生や子どもたちへの問いかけが的確で次第に会場の雰囲気が和やかになっていった。クライマックスは、完成したばかりのケーキのお披露目、子どもたちは自分の絵が本物のケーキになったのに驚き、目を輝かせて笑顔がはじけた。スマートフォンで撮影したり、記念撮影をしたりして家族で喜びを分かち合っていた。中川裕子食物栄養科長が各ケーキの出来栄えについて講評を行い、大きな箱に入れられた、世界に一つだけのケーキが、それぞれの子どもたちに贈られた。一足早いクリスマスプレゼントになったようだ。

受賞作品


受賞した3作品と入選した30作品の絵は、12月15日(月)から1月30日(金)までの間、山梨中央銀行本店1階ロビーに展示されることになっている。

文(井出昌孝)・カメラ(平川大雪)2025.12.6