山梨学院大学ニュースファイル

第27回酒折連歌賞受賞者表彰式

Vol.3583 | 2026年2月14日

大賞の佐賀県在住古賀由美子さんら
上位受賞者が酒折の地に招かれ表彰

「第27回酒折連歌賞」の表彰式が、上位受賞者を招いて2月14日に山梨学院広報スタジオで行われた。受賞したのは大賞・文部科学大臣賞の古賀由美子さん(佐賀県唐津市)、山梨県知事賞の市之瀬進さん(甲府市)、山梨県教育委員会教育長賞の窪田薫子さん(日川高2年)、甲府市長賞の藤田留実子さん(秋田県能代市、都合により欠席)、高校生以下の10代が対象のアルテア部門の大賞・文部科学大臣賞の大黒屋旭さん(山口県岩国市立麻里布中3年)の5人。それぞれに表彰状と記念の盾などが贈られた。

酒折連歌賞は、古事記と日本書紀に登場する日本武尊と御火焚の翁が甲府・酒折宮で交わした問答「新治筑波を過ぎて幾夜か寝つる」「かがなべて夜には九夜日には十日を」の日本最初の連歌にちなみ、連歌発祥の地の文学賞として1998年に創設された。5・7・7の問いの片歌に対して、答えの片歌を5・7・7で返す言の葉を連ねる歌遊び、今回で第27回を数える。全国各地からたくさんの応募が寄せられ、井上康明選考委員長、西村和子委員、三枝浩樹委員、もりまりこ委員・大森静佳委員の著名な5人の歌人・俳人が選考に当たった。主催者代表の青山貴子山梨学院大学学長は挨拶の中で「皆様はそれぞれの感性と言葉によって見事な言葉の連なりを生み出されました。その創造力と表現力に心より敬意を表します」と受賞者を称えた。廣瀬孝嘉実行委員長が受賞作品の紹介とその選考経過を説明、井上康明選考委員長がそれぞれの作品について講評を行った。

酒折連歌賞は、平成10年に山梨学院大学内に酒折連歌賞実行委員会が設置され、今回で27回目の開催となる。今年度の大会応募句数は27,836句、北は北海道から南は沖縄まで全国各地からたくさんの応募句が寄せられ、海外からも投稿が寄せられた。中学・高校の授業の一環で取り組む学校が多く中高生の応募が非常に多いことが特徴の文学賞となっている。上位5作品の作者は女性3人、男性2人、うち2人は中高生となった。表彰式を終えた受賞者は、山梨学院大学クリスタルタワー前に創設10周年を記念して建立された「連歌発祥の地碑」前などで記念撮影を行い、受賞を称え合って親睦を深め、酒折宮を参拝して受賞の報告とお礼参りを行った。

(文 井出昌孝)(カメラ 平川大雪) 2026.2.14