2025年度山梨学院短期大学学生チャレンジ制度認定書授与式
4団体に認定書が授与され、学生のチャレンジを応援
短期大学での学びを、学校の枠を超えて実践する

2025年度山梨学院短期大学学生チャレンジ制度認定書授与式が7月3日、山梨学院短期大学サザンタワー6F会議室で行われた。学生チャレンジ制度は1995年度に創設され、学生のやる気やチャレンジ精神に大学が経済面などで全学的に支援する制度で、今年度で31回目となる。大学では6月25日に企画の審査と採択結果発表を行い、今回、短期大学では応募期間中に集まった企画の中から、教育的効果・人間形成への影響度・独自性・ユニーク度・実現可能度などを総合的に審査し、特に短期大学ならではの視点から幼児教育や食、健康など地元・山梨に密着し、さらに地域・社会に還元できることを重視し、4団体の計4件が認定された。認定書授与式には各企画代表者らが出席し、飯野雄大学生部長から代表者4人に認定書が授与された。経過報告の後、「山梨県産小麦『かいほのか』の可能性をパンで広げる」の企画で認定された、食物栄養科2年の橘田美音さんが挨拶し、「様々な山梨県産の食材を組み合わせて、パンを通じて地元の素材の魅力を伝えられるよう、心を込めて取り組んでいきたいです」と、今回の企画への意気込みを述べた。
山梨学院チャレンジ制度は、“行動する学生”の意欲を全面的に支援する山梨学院独自の制度で今回、31回目の実施となる。この制度は『学生の課外活動を通じて得られる主体的探究心と積極的な行動力の涵養』を目的に行われ、「こんなことに挑戦したい!」という企画の計画書を作成し大学に提出。応募企画の中から優秀案に奨励金が支給される。短期大学では今年度、5月12日から5月26日の期間で企画を募集。応募の中から、山梨学院短期大学の選考委員が審査した結果、「大人ごはんと一緒に作る離乳食!-取り分けスキルを覚えたら、離乳食づくりはらくちん、です!-」など4件の企画が認定された。
認定書授与式
認定書授与式は、山梨学院短期大学サザンタワー6F会議室で行われ、各企画認定代表者と各団体のメンバー、関係者、指導教員、職員などが出席した。司会進行を関戸元恵食物栄養科准教授が務め、初めに山梨学院短期大学・羽畑祐吾学長が挨拶した。挨拶では各団体に期待するポイントについてそれぞれ述べ、「この学生チャレンジ制度で皆さんの活動に対して経済的に支援いたしますので、それを有意義に使い、各団体が有意義な活動を展開してください」と激励の言葉を贈った。続いて、飯野雄大学生部長・保育科准教授から経過報告があり、その後認定書が各団体代表者に授与された。飯野雄大学生部長は「皆さんの山梨学院短期大学での学びが、学生自身や親子ないしは地域住民の方々へ広がっていくことを期待して、この認定をさせて頂きます」と学生たちへの期待を述べた。引き続き、認定団体を代表して食物栄養科2年の橘田美音さんが「この度は、私たちの活動を学生チャレンジプログラムとして認定していただき、さらに奨励金という形で応援していただけること、本当にありがとございます。様々な山梨県産の食材を組み合わせて、地元の素材の魅力を、パンを通じて伝えられるよう、心を込めて取り組んでいきたいです」と今回の企画について前向きに語った。その後、各企画認定書受賞者代表者とメンバーら全員で記念写真に納まり、授与式は閉会となった。
企画内容
授与式後のインタビュー
授与式後、「大人ごはんと一緒に作る離乳食!-取り分けスキルを覚えたら、離乳食づくりはらくちん、です!-」の企画が認定された食物栄養科2年・有泉梨沙さんは「離乳食を作る保護者の方々に、少しでも良かったと思ってもらえるようなパンフレットを作り、配布できるように頑張りたいです」と企画実現への意欲を示した。
また、「ペアリング発信で地域活性化」の企画が認定された食物栄養科1年・佐藤鷹人さんは「我々のグループは、山梨大学の学生の皆さんや複数のサークルで協力して取り組むため楽しみにしています。フードペアリングを学生のうちの取り組み、早いうちから知識を得られることが楽しみです」と企画に対する前向きな気持ちを語った。
さらに、「美味しい低予算節約レシピを広めよう」の企画を行う食物栄養科1年・福田大地さんは「食品価格が高騰しているため、こういった機会に節約レシピが考えられることは、非常にうれしく思います」と授賞の喜びを語った。
企画の実施終了は、2026年1月末予定(各認定企画の終了予定では概ね2月末で完了になっている)。その後、卒業式までに報告会が行われる予定となっている。
文(R.Y)カメラ(平川大雪) 2025.7.3