酒折の夏の風物詩は大盛況。アルテア七夕まつり2026
系列校の学生や地域から3000人が訪れる
夜空の織姫と彦星の想い、涼風に乗せて

酒折の夏に涼を呼ぶ第23回アルテア七夕まつりが7月7日、山梨学院大学酒折キャンパス・ステージ21で行われ、学生や職員、系列校の生徒をはじめ近隣の住民らが大勢訪れ賑わった。アルテアとはギリシャ語の「癒す」を語源に、英語では中国の牽牛星(けんぎゅうせい)を表すなど星空のロマンを彷彿(ほうふつ)させる言葉。この日は前日の雨も上がった曇り空。梅雨らしい雲に覆われて星空とはならなかったが、織姫と彦星の想いを乗せた涼風がやさしく頬をなでる一夜となった。
会場は夕方5時には既にたくさんの人々が訪れた。授業を終えた小・中・高校生や浴衣姿の家族連れが、バルーンや金魚すくいなどの縁日コーナーで歓声を上げる。かき氷や冷たいジュースを片手に、思い思いに夏の夕暮れ時を楽しんでいた。キッチンカーや出店はどこも長い列が出来上がり、中には祭りが終了する午後8時を待たずに完売した店もあった。
午後6時35分、青山貴子学長のあいさつで祭りは改めてスタート。青山学長は「山梨学院にとって七夕は特別です。今は七夕の願い事を短冊に書きますが、古くは和紙に書いていました。その和紙の原料は「梶の葉」です。本学の校章は梶の葉がモチーフになっていて、七夕と山梨学院は梶の葉でつながっています。今日はいつも一堂に会することが少ない幼・小・中・高の生徒、それに近隣のみなさんと交流する大切な機会です。みなさん楽しんでください」と語り、ステージにつなげた。
ステージは今年創部したチアダンス部、軽音楽部、チアアップやまなしシャイン、SEEE2(シーシー)、ダンス部がパフォーマンスを披露。エネルギッシュな歌やダンスをそれぞれ披露して元気と笑顔を会場に届けた。見ている人たちはスマホ撮影はもちろん、大きな声援やリズムに合わせて踊るなどステージと会場が一つになって盛り上がった。
近所に住む60歳代の女性は「毎年来ています。今年は孫が浴衣を着たので、この子の親が仕事を終えて来た時に驚かせようと思います」と楽しそう。小学生の姉妹は「星が見えなくて残念だけど、今年はステージで知り合いのお姉さんが踊るので見に来ました。大きくなったらこの学校に入りたいです」と舞台を心待ち。
ネパールとバングラデシュからの女子留学生3人は大学4年生。「お祭りは今年で3回目。七夕の意味を今年初めて知りました。意味があって賑やかで楽しい。私の国にもこんな祭りがあればいいと思います」と流ちょうな日本語で話した。
祭りを企画した萱沼皇裕実行委員長は「4月から準備しました。今年は昨年よりも少しだけ規模を縮小しましたが、その分中身をギュッと詰め込んだ内容です。今年のキッチンカーは10台、出店の数も昨年より減らしましたが、どれも人気店ばかりです。ステージの内容も大変充実しているので、どの出演者から見ても楽しめます」と自信をのぞかせていた。
午後8時、大盛況のうちに幕を閉じた今年のアルテア七夕まつり。主催者発表で来場者は約3000人だった。
(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.7.7

