山梨学院大学ニュースファイル

男女とも初戦突破ならず。全日本学生柔道体重別団体優勝大会

Vol.3642 | 2026年10月24日

男子、専大と同点スコアも内容で競り負ける
女子も先鋒戦落とし波に乗れず仙台大に苦杯

2026年度の全日本学生柔道体重別団体優勝大会(男子28回、女子18回)は10月24日、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で男女の1、2回戦が行われた。山梨学院大学は男女ともに健闘するも初戦で競り負け、上位進出はならなかった。2回戦から登場した男子は専大と対戦。3対3の同点スコアだったが内容差で3回戦進出を逃した。女子は1回戦で仙台大と対戦したが7人中5人が引き分け、0対2で敗れた。

男女ともに先鋒戦を落とし波に乗れず

男子は先鋒が大外刈りで敗れたが、次鋒の貝尻篤哉が送り襟絞めで、五将の下平清哉が横四方固めでそれぞれ一本勝ちし盛り返した。4人目の中堅戦を終えた時点で2対1とリードしていた。三将戦を背負投げで落とし同点とされたが、副将の坂口稜が払い巻込みで勝利し再び3対2とリードした。勝敗は大将戦にもつれ込んだが、山学大は反則負けで落としてスコアを3対3の同点にされ、内容差で専大に競り負けた。
女子は先鋒戦を背負投げで落とすと波に乗れなかった。その後の次鋒から三将まで4人続けて引き分け、2人を残して0対1となった。6人目の副将が小外刈りで敗れて0対2とされ初戦敗退が決まった。大将戦も引き分けて一矢報いることができず、0対2のまま涙をのんだ。7人中、大半の試合は内容的に押していただけに惜しい試合を落とした。
体重配列は次の通り。

 先鋒 次鋒 五将 中堅  三将  副将  大将
男子 60kg 73kg 66kg 90kg  100kg 100kg超  81kg
女子 57kg 70kg 63kg 78kg 78kg超  48kg  52kg

【男子2回戦】〇勝ち ●負け
   山梨学院大● 3 ─ 3 〇専修大(内容勝ち)
先鋒 藤本 旺晟● 大外刈り 〇田宮 令都
次鋒 貝尻 篤哉〇 送襟絞め ●鳩間 賢信
五将 下平 清哉〇 横四方固 ●松井 達也
中堅 山田 伊織× 引き分け ×坂本晃一郎
三将 北原 想大● 背負投げ 〇岩渕 善慈
副将 坂口  稜〇 払巻込み ●笹原 浩生
大将 坂巻 莞爾● 反則負け 〇鎌倉啓太郎

負けてしまい申し訳ない気持ちでいっぱい

【坂口稜主将の話】
これまでに結果を出している選手が多く、今年は強いチームのはずでした。それなのに、ここで負けてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです。先鋒が敗れたのは事故のようなもの。それに対処できなかったのが敗因。しかし、いつもならそのまま0対1で負けるパターンですが、みんなが勝ちに行ったのは良かったです。個人的にも入りが悪かったです。後輩には頑張ってほしいです。

先鋒戦を落とし勢いがつけられなかった

【西田泰悟監督の話】
先鋒の入りが全てでした。先鋒で勢いをつけることが大切でしたが、全日本ジュニアで2位の藤本が一本負けしたのが非常に痛かった。北原がけがで不安もあった中で起用しましたが、やはり体調が整わず敗れました。専大の大将の81kgの選手がエースなので、その前に決めたかったのですが、規約に負けてしまった感じです。この代(4年生)は高校時代に実績のある選手が多く結果を残せると思いましたが、それでも勝てませんでした。3年生以下は一から出直しです。

【女子1回戦】〇勝ち ●負け
    山梨学院大 0 ─ 2 仙台大 
先鋒 市岡 幸奈● 背負投げ 〇久下本晴香 
次鋒 福岡 瑠璃× 引き分け ×井上 七海
五将 原田 莉沙× 引き分け ×戸澗 望愛
中堅 椿原 梨央× 引き分け ×永里 紗楽
三将 矢野 真鈴× 引き分け ×栗原 あづ
副将 若林 美優● 小外刈り 〇井上 愛翔
大将 佐藤 心美× 引き分け ×村松 杏咲

全員、やるべきことができていた

【山本海欄主将の話】
正直、自分が出場したかったけれど、次につなげるために、チームの勝利のために全力で応援しました。全員がやるべきことができていたと思います。みんなが自信に満ちた顔で、全力で戦っていました。みんなの頑張りを見て、自分も頑張ろうという気持ちになれました。辛いことも多かった4年間でしたが、この試合、次の試合と1つ1つに全員が全力で向かっていきました。楽しかったです。

力は出し切っているので悔いはない

【西田孝宏監督の話】
仙台大は実績のある選手が多かった。しかし、ふたを開けてみると、敗れはしましたが、私たちの方が若干押していました。内容的には勝っていた試合が多く、ラスト数秒で負けるなど微妙なところで取られました。正直もったいない試合でした。内容が良くて感動するような試合もあった。それでも、どんなにいい試合をしても負けてはだめ。山学大は優勝経験もあるので勝たなくてはいけない。しかし、内容は良かった。4年生にはご苦労様と言いたい。最後に勝たせてあげたかったが、力は出し切っているので負けても悔いはないと思います。

(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.10.24