山梨学院大学ニュースファイル

第78回秋季関東地区高校野球大会 準決勝

Vol.3541 | 2025年10月25日

準決勝戦山学高は専大松戸高と対戦
木田投手好投4人の継投で決勝進出

山梨で開催されている今年の秋の関東高校野球、準決勝に進出した山梨学院高は千葉の強豪専修大松戸高と25日に対戦した。試合は1回表に山学が1点を先制したが、その裏に1点を奪われ、さらに、1死満塁の大ピンチ、ここで左腕木田倫太朗投手が緊急登板、併殺でピンチを切り抜ける殊勲の投球。これで波に乗った山学打線が爆発、専大松戸の3投手を打ち崩し、竹下・木田・檜垣・菰田の4人の継投で11対4(8回コールド)と快勝した。これでセンバツ切符が届くことは一段と濃厚になった。決勝戦は26日、埼玉代表花咲徳栄高と対決する。

この日の山学ナインは、やや不安定な顔も覗かせた。先発右腕の竹下翔太(2年)は制球が安定せず、2四球とヒットで1点を奪われ、さらに1死満塁のピンチ。ここで山学ベンチは左腕の木田倫太朗(2年)を緊急投入、木田はベンチの期待に応え、次打者を遊ゴロ併殺に仕留めて相手に行きかけた流れをぴしゃりと止めた。一気に息を吹き返した山学打線は専大松戸の3投手を打ち込み、5回に4点、7回に3点、8回にも3点を奪う猛攻。守備ではエラーが出るなど、まだまだチームの完成度は低いが、11-4(8回コールド)と快勝し決勝進出を決めた。1塁側の山学応援席は、準々決勝同様にこの日も大応援団。応援団長、生徒会、吹奏楽部、チアリーダー部、控えの野球部員、そして国スポ優勝の3年生野球部員が一体となって声援を送り続けた。羽織はかま姿の応援団長が珍しいのだろうか、TⅤ局の取材クルーが藤巻好加応援団長(2年)と生徒会委員を取材する光景も見られた。決勝は26日(日)(降雨の場合は翌日に順延)に行われる。山梨第1代表の山梨学院高は山日YBS球場午前10時試合開始予定で、埼玉第1代表の花咲徳栄高と関東ナンバーワンの座をかけて頂上対決する。

試合結果

文・カメラ(M.I)2025.10.25