山梨学院大学ニュースファイル

ウインターカップ山学高2回戦

Vol.3566 | 2025年12月25日

年末の大一番全国高校バスケ選手権
山学武田軍団風の如く火の如く躍動

23日に開幕したバスケットボール高校日本一を競う年末大決戦「全国高校バスケットボール選手権大会」(ウインターカップ2025)。強化指定2年目で初出場を果たし、初戦圧勝で2回戦に進出した山梨学院高バスケットボール部は、25日に埼玉県1位代表の正智深谷高と対決した。山学高チームの横断幕は「風林火山」、山学武田軍団はスターティング5将とベンチ入り武将が順次交代して東京冬の陣に風の如く出陣した。敵軍は14年連続15回目出場の武蔵の国の雄。初陣の山学軍は百戦錬磨軍に懸命に追いすがり惜しくも屈したが、火の如く相手陣に攻め入り、力の限りを尽くして躍動した。

2回戦の舞台はメイン会場の東京体育館。この日も初戦同様に試合開始時間は午後6時30分過ぎの遅い時間だったが、応援チームが千駄ヶ谷に駆けつけて保護者とともにスタンドから大声援を送った。対戦相手の正智深谷高は関東を代表する強豪校。試合開始前は3年生のいない1・2年生だけの山学高は強豪校の胸を借りる戦いになると予想された。しかし、愛知の桜ケ丘高を強豪校に押し上げ、日本代表のプロバスケ選手富永啓生選手らを育てた闘将江崎悟監督の指導で急速に力を伸ばしている山学武田軍は、並みの初陣軍ではなかった。

第1クオーター(1Q)は最高の立ち上がりだった。21番桂川遼太郎(2年)のドライブで先制、30番前田瑛太(2年)がスリーポイント(3P)を決め、身長200cmの55番ディオフ サム(1年)がリバウンドを踏ん張り22対15とリードした。しかし,2Qの戦いは最悪だった。3Pは外れ、パスミス連発、リバウンドは取れず、一気に逆転されて突き放され34対45の11点差でハーフタイムに入った。悪い流れは3Qになっても変わらなかった。パスミス・パスミス・オーバータイム、さらに点差を広げられ14点の大差を付けられて最終4Qに入った。ここで途中投入の5番長澤龍未(2年)、1番岡本素直(2年)が奮起、3Pを決め、ドライブを決め、全員の力を結集させて懸命に追いすがった。ディオフ サムは途中で足を痛め一度はコートから退いたが、不屈の闘志で立ち上がりコートに復帰、痛む足で懸命にリバウンドを取り返した。誰もが闘志をむき出しにして全力で追い上げ、残り30秒で2点差に詰め寄った。逆転できると思ったが、残り12秒に3Pを決められて万事休す、力の限りを尽くした追い上げ及ばず82対87の5点差で試合終了のブザーが鳴った。

試合記録

◆ウインターカップ2回戦山学高出場メンバー
背番号・ポジション・名前・学年・身長の順
PG=ポイントガード、SG=シューティングガード、SF=スモールフォワード、PF=パワーフォワード、C=センター、

【スターティングメンバー】
21番 PG 桂川 遼太郎 ② 174cm、 30番 SF 前田 瑛太 ② 190cm、55番 C ディオフ サム ① 200cm、71番 SG 北澤 蓮 ① 183cm、95番 SG コッシーオ アンドレイ ② 188cm、  

【順次交代メンバー】
1番 PF 岡本 素直 ② 192cm、5番 SF 長澤 龍未 ② 178cm、13番 PG 佐藤 瑠威 ② 167cm、 
 
【得点上位3人】
ディオフ サム 26得点(37リバウンド)、コッシーオ アンドレイ 17得点、長澤龍未 14得点、


1・2年生だけの山学武田軍は、武蔵の国の強豪正智深谷軍の軍門に下りはしたが、その力の片鱗を見せ、猛虎となる勢いを十分に見せつけた。強化指定3年目となる来年は、戦国の猛虎・武田信玄の戦いを受け継ぐ令和の「風林火山軍」となり、必ずや春の高校総体、夏のインターハイ、冬のウインターカップで勝軍となる。

文(井出昌孝)・写真提供(日本バスケットボール協会)2025.12.25