山梨学院大学ニュースファイル

山梨学院高校で旅立ちの卒業式

Vol.3585 | 2026年3月1日

353人が酒折の学び舎から巣立つ
睦みて励み合いし光は永久に輝かん

3月は別れの月、山梨学院高校で、3月1日、卒業式が行われた。クラスごとに入場した卒業生は凛とした表情で着席。壇上に上がった総代が全員の卒業証書を授かった。吉田正校長がはなむけの言葉を贈り、卒業生代表が別れの言葉を述べた。時は待ってくれない、進路が決まった者、結果を待つ者、これから受験本番に向かう者、それぞれが、思い出とこれからの自分への想いを胸に、酒折の学び舎から旅立った。共に睦み励み合った日々、その光は永久に輝かん。

卒業式は、保護者と不老園の梅の花が見守る中、午前10時から体育館で行われた。今年度の卒業生は特進コース、進学コース合わせて353人。総代の特進コースP系列の早川瑞希(みずき)さんが壇上に上がり全員の卒業証書を受け取った。吉田正校長は式辞の中で「失敗や挫折のない人などいません。何事も恐れず、自分が心惹かれるものに突き進んでください。希望に輝く君たちの未来が豊かで実りあるものとなって、やがて、世界の平和に貢献する人となることを願っています」とはなむけの言葉を贈った。

【吉田正校長式辞要旨】

卒業生代表の前生徒会長小林里美(りみ)さんは「中学生生活はコロナ禍で思い描いた学校生活を送れませんでした。高校に入り、感じたのは当たり前ができる喜びでした。友達とご飯を食べることができる、行事が中止にならない、マスクをしなくていい。人生で一度しかない高校3年間を心から楽しめることが本当に嬉しかったことを覚えています。(中略)この春から私たちはそれぞれの大きな夢へ向けて、さらに大きく羽ばたきます。ここ山梨学院高校で過ごした3年間はこれからの私たちの人生の糧となる宝物です。ここで出会えた先生や仲間のみんな、そしてここで得られた経験は大きな、大きな宝物です」と、恩師や家族、仲間たちや後輩たちへの配慮の行き届いた素晴らしい文章を紡いで別れの言葉を述べた。

今年度の山学高は、野球部が春夏連続甲子園出場を果たし夏ベスト4、秋の国スポ優勝。駅伝部は女子が17年連続・男子は15年連続ともに25回目の全国高校駅伝出場。サッカー部が2年連続11回目の選手権出場、ラグビー部が花園3年連続出場、強化2年目のバスケ部がウィンターカップ初出場、将棋部が県高校選手権男女2人準優勝など文武両面で光り輝く成績を残した。ひときわ優れた功績を残した者を称える創立者古屋賞は、共にU-18日本代表に選ばれて活躍した野球部の横山悠選手とソフトボール部の石川まゆは選手に贈られた。この他、皆勤賞、外部団体表彰、生徒会功労賞受賞者に賞状や記念品が授与された。「それぞれの旅立ち」の曲が流れる中、あるものは笑顔で、あるものは涙で別れの花道を歩いた。

式を終えた卒業生はそれぞれの教室で最後のホームルームを行い、卒業証書を受け取り、恩師と友との別れを惜しんだ。各教室に惜別の輪が広がった。353人の卒業生は、それぞれの思い出とそれぞれの想いを胸に、酒折の学び舎から飛び立って行った。その姿を校歌が見守っていた。共に睦みて励み合いし青春の日々、放ったその光は学園とそれぞれの心の中で永久に輝かん!

(文 井出昌孝)(カメラ 平川大雪) 2026.3.1