インターハイ・バスケ県予選優勝
日本航空高との再びの決勝対決を制す
強化3年でインターハイ2年連続出場

全国高校総体(インターハイ)の出場権をかけたバスケットボール山梨県予選の決勝が6月28日に行われた。男子の決勝は山梨学院高と日本航空高の対戦となった。山学高にとって航空高は5月の高校総体決勝で惜敗し、6月7日の関東大会決勝で県勢同士対決を制し初の関東制覇を勝ち取った相手。ともに2m超えの長身留学生を擁すチーム同士の戦い。強化指定3年目の山学高は強敵との再び三度(みたび)の決勝対決を制し、2年連続2回目のインターハイ出場を勝ち取った。
山梨学院高は前日の準決勝自然学園高戦では非常に苦しい戦いをした。立ち上がりからパスミス・シュートミスが目立ち、第3クオーター(3Q)中盤までリードされる展開が長く続いた。3Q終盤にやっと追いつき逆転、4Qになってようやく得意の3ポイントシュート(3P)が決まるようになり69対63で逆転勝利した。
迎えた決勝の朝のミーテイング、チームは前日の反省を踏まえ「しっかり立ち上がり、自分たちのペースで戦う」ことを確認して試合に臨んだ。そして、その通りの戦いをした。背番号95のコッシーオ・アンドレイ選手(父キューバ出身・母日本人)が立ち上がりで2本連続3Pを決めるなど1Qで31対12と大差をつけて試合を有利に進めた。3Q・4Qで追い上げられたが、1Qの貯金が大きく効いて84対72で追い詰められることなく優勝旗を手中にした。優勝の瞬間、揃いの風林火山Tシャツで声援を送り続けていた応援席の保護者から一斉に祝福の紙テープが投げ入れられた。

試合後、安原楓真主将は「昨日は立ち上がりが本当に悪かったので、今日は最初からガンガン行こうと話し合って試合に入りました。去年のインターハイは固くなって初戦で負けましたが、今年はベスト4を目標に、初戦から全力で自分たちの力を出します」と話した。3Pを5本決め、チーム最多の31得点を挙げたコッシーオ アンドレイ選手は「航空とは1勝1敗、絶対負けられないという気持ちで、全員が一体となって戦いました」と語り、応援席で戦いを見守り試合後ロビーに降りてきた母と兄と喜びを共有していた。
山梨県の高校バスケ界は一段とレベルが上がった。山学高もセネガルからの留学生2人がベンチに入ったが、準決勝の自然学園戦も、決勝の日本航空戦も、身体能力の高い高身長留学生がチームの主力を担うチーム同士の戦いだった。高校バスケの場合、ベンチに入れる留学生は2人まで、コートに立てるのは1人までだが、全国の強豪チームは一様に留学生がチームのセンターを担う時代に入っている。
今年の夏のインターハイは「夢へ挑戦・青春の夏・近畿総体2026」として近畿地区で開催される。バスケットボールは大阪府の4会場で7月27日から8月3日に行われる。山学風林火山軍団は、大坂夏の陣で、ベスト4を目指す!
(文 井出昌孝)(カメラ 小池裕太) 2026.6.28

