山梨学院高、八頭高に惜敗。インターハイ男子ホッケー準々決勝
先制され、勝ち越されても2度追い付く
ベスト4目前、SO戦7人目で力尽きる

男子第89回 全国高等学校ホッケー選手権大会(インターハイ)は8月10日、滋賀県米原市内で準々決勝が行われ、山梨学院高は鳥取県立八頭高と対戦、2対2の同点スコアの末、SO(シュートアウト)戦で敗れベスト4進出はならなかった。
試合は第1Q(クオーター)13分に八頭高に先制を許した。24分、山学高が同点に追い付いたが、27分に八頭高が勝ち越し点を入れ1対2で前半を終了した。山学高は後半42分、再び同点に追い付いてスコアを2対2としたが、60分では決着がつかずSO戦となった。5人で争うSO戦は7人目までもつれ込んだ。3人終了時に2対0と優勢だった山学高だが、その後4人連続で成功した八頭高に対し、山学高は3人が失敗してスコアを3対4とされ涙をのんだ。
第2Q、山学高#16小野快斗が同点の一撃
【男子準々決勝 山学高2-2八頭高】(SO戦:山学高3-4八頭高)
第1Q
試合は八頭高のセンターパスでスタート。山学高は開始2分、PC(ペナルティーコーナー)を獲得するが#8MF望月蒼生のシュートは枠を外れ先制のチャンスを逃す。序盤、山学高は良く走り、相手ボールを奪うなどしたが、両チームの拮抗した攻防が続きシュートまでつながらない。
山学高は11分、自陣からのセットプレーでパスを受けた#15FW中澤海慈が一気に相手サークル内の左隅まで持ち込みセンタリング。しかし、ボールが味方につながらない。
直後の12分、山学高は自陣サークル内で八頭高にファウル、PS(ペナルティストローク)を与えてしまう。この機に八頭高#3がゴール左隅に決め、山学高は先制される。
第1Q残り2分、山学高は八頭高に3回のPCを与えたが、しっかり守り切り追加点は許さなかった。スコア0対1で第1Qを終えた。
第2Q
山学高は1分、2分と立て続けに退場者を出したが、その間失点せずに守り切った。6分、山学高がPCを獲得。#7DF三原幸斗のフリックシュートは決まらない。
8分、山学高はマイボールのリスタートからボールをサークル内に入れると、ゴール前混戦のこぼれ球を#16小野快斗が押し込み同点に追い付いた。
しかし10分、八頭高にPCを与えると、再び相手#3の強烈なフリックシュートが決まる。勝ち越され再び追い駆ける展開に。失点後、山学高が敵陣でプレーする場面が増えたが、そのまま1対2で前半を折り返した。
再び同点弾。#6DF阿部兼丈が流し込む
第3Q
山学高のセンターパスにより開始。1点を追いかける山学高の反撃が始まった。互いにカウンターでチャンスを伺う展開となるが、サークル内にはなかなか持ち込めず決定機にならない。一進一退の攻防が続く。
10分、山学高がPC獲得。#8MF望月蒼生が強烈なフリックシュートを放つも、ボールはゴール内のディフェンダーがスティックで叩いて弾かれる。
直後のリスタートで山学高は左後方に展開、左前にパスをつなぐと、そこからサークル内へクロス。山学高2人と相手ディフェンダー1人が絡み、ディフェンダーが転んでこぼれ出たボールをゴール前にいた#6DF阿部兼丈が流し込んだ。スコアは2対2。再び同点に追い付いた。
第4Q
激しいボールの奪い合いが続く。互いにカウンター攻撃を仕掛けられず、サークル内に攻め込むチャンスもない。双方が攻め手を欠き膠着(こうちゃく)状態。
8分、山学高のファウルで八頭高ボールのリスタート。このQで初めてサークル内に攻め込まれるも、大きくボールをクリアする。
10分、山学高が久しぶりに相手サークル内に進撃するが、シュートを打てないままボールを奪われる。
残り3分、山学高ファウルでFWが2分間の退場に。数的不利な状況で失点した1、2回戦が思い出され嫌な時間帯に。
山学高は13分、左から上がってつなぎ、サークル内の左側にいた#15FW中澤海慈にセンタリング。中澤がシュートを放つもミートせず。
残り30秒、山学高サークル内で相手選手が倒れ、八頭高がPC獲得。しかし、八頭高も終了間際のプレッシャーか、パスを受け止められずシュートできない。試合終了。60分の激闘で決着がつかず勝敗はSO戦に委ねられた。
SO戦 山学高3-4八頭高
5人で争うSO戦は、3人終了時点で山学高が2対0とリードした。しかし、山学高の4、5人目が外したのに対し八頭高は逆に成功、5人終了時で2対2の同点。6人目は互いに成功。山学高は7人目を外したが、八頭高が成功して長い戦いに決着がついた。
1 2 3 4 5 6 7
八頭高 × × × ○ ○ 山学高 ○ ×
山学高 ○ × ○ × × 八頭高 ○ ○
(5人目まで八頭高先攻、6人目から山学高先攻)
今回の課題を克服してリベンジします
【與野蒼太主将の話】
先制点を取られて、1点取り返して、また1点取られて、こちらもまた取り返して追い付いて、いける雰囲気もありました。シュートアウトもいい流れできましたが、シュートアウトという壁はなかなか高いと感じました。全員で気を引き締め直して、今回見つけた課題を克服してリベンジしたいと思います。
流れがある時に決められるかが勝負を左右
【高野雄介監督の話】
後半はうちのペースだった。「たら、れば」ですが、同点のうちに追加点を取っていれば…。自分たちの流れの間に点を取らないと、相手の流れになる。第4Qの最後の方は完全に相手の流れ。そこで失点しなかったのは良かった。選手を誉めたい。シュートアウトは対策もしたが、正直このチームは苦手。しかし、今日は前半しっかり決めてこちらの流れだった。フィールドもシュートアウトも、ここぞという時に決められるかが肝心。選手は本当に悔しいと思う。練習の質を上げるしかありません。
試合結果

《山学高登録メンバー》※〇数字は学年、◎印は主将
#1GK仙洞田光弥③、#2DF志村咲太郎③、◎#3DF與野蒼太③、#4DF井上怜音①、#5DF飯野耀太②、#6DF阿部兼丈②、#7DF三原幸斗①、#8MF望月蒼生②、#9MF中村和優①、#10MF秋山波琉②、#11GK志村優斗①、#12MF飯野響介①、#13有井陸人、#14FW加納遵人③、#15FW中澤海慈②、#16FW小野快斗①、#17FW磯結羽至①、#18米山蒼太郎③
(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.8.10

