バスケットボールのインカレ開幕

山学大男子は１回戦で中京大を圧倒
山学女子は１１日の２回戦から登場

バスケットボールの大学日本一を決めるインカレ「第７７回全日本大学バスケットボール選手権大会」が開幕した。出場権を得た男子４０チーム、女子４０チームが参戦。山梨学院大チームは男女ともに決勝トーナメントからの出場。まず３日に男子が登場、グループステージを勝ち上がってきた中京大と対戦し１００点ゲームの圧勝劇で２回戦進出を決めた。一方、昨年のインカレ４位の女子は１回戦シードで２回戦からの出場で１１日に初戦を迎える。山学大バスケ部は、男女ともに大学日本一を目指す師走の戦いに挑む。

秋の関東リーグ１部・２部入れ替え戦で専修大に勝利し、１部再昇格を果たした山学大男子は強かった。インカレ初戦の舞台は横浜市・横浜武道館。グループステージを勝ち上がって決勝トーナメントに進出してきた中京大と３日に対戦した。スターティングメンバーはＰＧ中村千颯（３年）、ＰＧ菅野陸（２年）、ＳＦ山銅彪剛（１年）、ＰＦ江上佳汰（２年）、Ｃスヴェットリシック イゴール（３年）の下級生５人。これに４年生のＳＧ藤崎郁海主将、身長２０６ｃｍのＣカマレムレマ フランシス, ＰＦダニエルスジャー淳揮らの上級生と下級生が順次交代し、序盤から流れを終始渡さなかった。特に身長２０３ｃｍのスヴェトリシック イゴールはチーム最多の２１得点を挙げて勝利に大きく貢献した。最終得点は１０６－７６と中京大を圧倒した。

試合結果

◆男子バスケ部出場メンバー羅列表記
※背番号・ポジション・名前・学年・身長の順
ＰＧ＝ポイントガード、ＳＧ＝シューティングガード、ＳＦ＝スモールフォワード、ＰＦ＝パワーフォワード、Ｃ＝センター

【スターティングメンバー】
５番ＰＧ中村千颯③１６６ｃｍ、１４番ＰＧ菅野陸②１７８ｃｍ、２８番ＳＦ山銅彪剛①１７８ｃｍ、４１番ＰＦ江上佳汰②１８４ｃｍ、９８番Ｃスヴェットリシック イゴール③２０３ｃｍ

【順次交代メンバー】
０番ＳＧ藤崎郁海④１７８ｃｍ、７０番Ｃカマレムレマ フランシス④２０６ｃｍ、５８番ＰＦダニエルスジャー淳揮④１８４ｃｍ、９０番ＰＧ大道一歩①１７１ｃｍ、３１番ＳＧ佐々木健登②１７８ｃｍ、７番ＳＦ渡邉直洋③１８４ｃｍ、７５番ＰＦ岩渕悠斗①１８７ｃｍ、２４番ＳＧ鮫島颯介①１７８ｃｍ、（平均身長　１８２，５ｃｍ）

試合後、古田 悟監督は「明日の日大戦が本番と思っています。天皇杯で１部のチームとやっていい勝負ができたので、いい試合をして勝ちたい」と述べた。藤崎郁海主将は「最初の試合は緊張するものですが、ディフェンスからしっかりやろうと話し合って臨みました。明日も自分たちのベストな戦いができるようしっかりミーティングして挑みます」と語った。山梨学院大バスケットボール部男子は１００人もの部員がいる。そのうち、インカレのベンチに入れるのは１５人だけ、コートに立てるのは５人だけ。これまでのインカレ最高成績はベスト８。数少ない山梨出身組の日川高出身藤崎郁海主将は「ベスト８の壁を破り、山梨学院バスケ部の名を刻めるようベスト４以上を目標に、ベンチに入れるもの、入れないもの、チームの全員が一丸となって戦う」と決意している。男子は、４日の２回戦で、同じ関東勢の日大と真っ向勝負で対決する。

文（井出昌孝）・カメラ（平川大雪）２０２５．１２．３