山梨学院大学ニュースファイル

山梨学院大学・短期大学で卒業式

Vol.3588 | 2026年3月14日

昨日の思い出と明日への想いを胸に
キャンパスから社会へいい日旅立ち

山梨学院大学と山梨学院短期大学で3月14日に卒業式が行われた。大学の卒業式は古屋記念堂で行われ、法学部、経営学部、健康栄養学部、国際リベラルアーツ学部、スポーツ科学部の計920人に卒業証書が贈られ、大学院社会科学研究科の16人に学位記が授与された。一方、短期大学の卒業式はメモリアルホールで大学と同時刻の午前10時から行われ、食物栄養科、保育科、専攻科保育専攻の計194人に卒業証書・修了証書が贈られた。スーツや卒業袴などで参列した卒業生は、昨日までの思い出と明日への想いを胸に、酒折のキャンパスに別れを告げ、社会に踏み出して行った。

大学の卒業式は、最初に各学部と研究科の総代が壇上に上がり卒業証書・学位記を授かり、教員免許状などの資格取得者が紹介された。
青山貴子学長は式辞の中で「近年AIを始めとするデジタル技術の進展によって、私たちの生活や仕事のあり方は急速に変わりつつあります。多くの情報が瞬時に手に入り、様々な問いに対してもっともらしい答えが提示される時代になりました。しかし、そのような時代だからこそ、皆さんに大切にしてほしいことがあります。それは自分で感じ、自分で考える力です。どれほど便利な技術が発達しても、どのように生きるのか、何を大切にするのかという問いに答えることができるのは、皆さん自身しかいません。時には思い通りにいかなかった経験も含めて、大学生活は多くの生の体験に満ちていました。皆さんがそれぞれの場所で自分らしい道を歩み、自分で感じ、自分で考えることを続ける中で、社会に新しい価値を生み出していくことを心から願っています」と日本語と英語ではなむけの言葉を贈った。

【青山貴子学長式辞要旨】

在学中に顕著な活躍で大学の名声を高めた学生に贈られる創立者古屋賞にレスリング部の荻野海志選手、スケート部の越智大翔選手の2人が選ばれ、スチューデンツ オブ ザ イヤー賞には法学部趙佳恵さん、健康栄養学部井上ひらりさん、国際リベラルアーツ学部メシナ レイさん、スポーツ科学部高橋遥馬さん・奥原奏衣さん、経営学部古屋亮ゼミ32名が選ばれ、それぞれに表彰状と記念品が贈られた。また、各学部長賞受賞者名が紹介された。
卒業生代表の健康栄養学部荻野真緒さんは「私たちは社会という大海原へ今まさに出航すべく汽笛を鳴らしたところです。この先で待ち受けているものが、私たちの人生に素晴らしい経験や成長をもたらしてくれると信じています。時代の変化と共に社会を取り巻く課題も多様化して行きます。どのような状況にあっても困難に立ち向かい、初心を忘れず、常に学び続ける姿勢を大切にして生きていきます」と明日への決意と感謝を言葉に表した。
式を終えた卒業生はそれぞれの学部や学科の学び舎で演習単位で証書を受け取り、恩師や仲間たちと別れの言葉を交わし、喜びと悲しみをその胸にしまい、キャンパスと青春時代に別れを告げた。

一方、女子の数が圧倒的に多い短期大学の卒業式は、卒業袴の花が咲いたような華やかな雰囲気に包まれた。保育科の卒業生は保育士・幼稚園教諭・小学校教諭資格。専攻科保育専攻科は幼稚園教諭・小学校教諭1種免許資格。食物栄養科栄養士コースは栄養士資格。パティシエコースは製菓衛生士資格。それぞれがそれぞれの資格を取得して卒業の時を迎えた。今年度のスチューデンツ オブ ザ イヤー賞は佐々木鈴華さん(食物栄養科パティシエコース)、加藤璃来さん(食物栄養科栄養士コース)、新谷葵さん(食物栄養科栄養士コース)、望月琴心さんほか8名(保育科)に贈られた。
羽畑祐吾学長は式辞の中で「知識は、使われてこそ、意味を持ちます。資格は、いかされてこそ、力になります。食物栄養科で学ばれた皆さんは、食を通して、人のいのちを支える道を選びました。保育科および専攻科で学ばれた皆さんは、子どもを育み、支える道を選びました。皆さんの仕事は、決して華やかさを競うものではありません。けれども、それぞれの現場で、専門性をもって誰かに向き合うことは、社会に対する、最も確かな思いやりの形です。皆さんが身につけた専門性は、誰かを思い、他者を想像する力と結びついてこそ、本当の意味で社会を支える力となります。迷う日もあるでしょう、しかし、その時こそ立ち止まり、静かに問い直して歩んでください」と述べて卒業を祝福した。

【羽畑祐吾学長式辞要旨】

卒業生を代表して食物栄養科の佐々木鈴華さんが「この2年間は出会いと挑戦の連続でした。多くの経験を通して、自らの未熟さと向き合いながら一歩ずつ成長してまいりました。同じ目標に向かって努力する仲間がいたからこそ乗り越えることができました。学生生活で得た学びや経験を支えに社会に貢献できるように精進してまいります。豊かな感性と高い品性を兼ねそなえた人に成長できるよう自らを磨いていきます」と惜別の言葉を述べた。
保育科と専攻科の卒業生はそのままメモリアルホールに残り、食物栄養科の卒業生は21号館101講義室に移動して卒業証書・修了証書を受け取り、それぞれの思い出とそれぞれの想いを胸に、秋には金木犀の香りに包まれる学園に別れを告げて社会に飛び立って行った。
2年前に74歳で生涯を閉じたアリスの谷村新司さんは、若者たちに一つの言葉を贈っている 「夢は夢にあらず、実現させるために見る」 卒業生にとって、この日が夢に向かう、いい日旅立ちの日であることを願う。

(文 井出昌孝)(カメラ 平川大雪・今村佳正) 2026.3.14

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