山梨学院大学ニュースファイル

日本代表選考大会で山学大勢躍動

Vol.3595 | 2026年5月21日

全日本選抜選手権に男女12人選抜
勝目・須田・荻野3位

「明治杯全日本選抜レスリング選手権」が5月21日(木)~24日(日)に東京・駒沢体育館で行われた。大会に出場できるのは各階級のランキング12位までの選手。9月に名古屋で開催されるアジア大会と11月にバーレーンで開催される世界選手権の代表選考会を兼ねて行われた。この日本一決定戦に山学大レスリング部からフリースタイル8人、グレコローマン2人、女子2人が選抜された。大会の結果、卒業後も山学大が練習拠点のF74㎏級青柳善の助選手(2024年3月卒業)が圧倒的強さで優勝し日本代表に選出、さらに大会最優秀選手に選ばれた。また、勝目大翔主将・須田宝選手・青柳選手同様に山学大が活動拠点の荻野海志選手(2026年3月卒業)の3人が3位の表彰台に上がった。この他の山学大勢も晴れ舞台で躍動した。

大会のクライマックスは最終日の24日に訪れた。午前中に9階級の3位決定戦が行われ、山学大勢はF57㎏級勝目大翔主将、F65㎏級須田宝選手、F74㎏級安藤慎吾選手、女子57㎏級の新星野口紗英選手、昨年の主将で卒業後も山学大が練習拠点のF65㎏級荻野海志選手(大東建託)の5人が進出した。3決の結果は、勝目大翔選手、須田宝選手、荻野海志選手の3人が3位の表彰台に上がり、安藤慎吾選手と野口紗英選手は惜敗の5位となった。

そして、午後1時からフィナーレの9階級決勝戦が行われ会場は大歓声に包まれた。山学大で後輩とともに練習している3年前の主将青柳善の助(よしのすけ)選手(クリナップ)が世界チャンピオンとなったF70㎏級から1階級上げて臨んだF74㎏級の決勝マットに上がった。相手はこの階級の世界チャンピオン髙橋海大選手(ALSOK)、世界チャンピオン同士の戦いとなったが相手を圧倒した。開始早々に担ぎ上げて投げ飛ばすビッグポイントの大技で4ポイントを奪い、終了間際にも大技を決め11対4の大差で優勝した。この階級では初優勝、2年ぶり3度目の明治杯の頂点に立ち、アジア大会と世界選手権の出場権を獲得、さらに大会最優秀選手にも選ばれた。表彰台の上で爽やかな笑顔を見せた。

この他の山学大勢は、東日本学生リーグ2連覇に貢献してこの春卒業し自衛隊体育学校に進んだばかりの冨山悠真選手がF70kg級で優勝し世界選手権代表に選ばれた。また、共にOBのG55㎏級髙橋三四郎選手(サントリー)とG130㎏級山田康瑛選手(岐阜県スポーツ協会)が3位の表彰台を獲得、4年のG82㎏級谷崎工之助選手が5位に入るなど、それぞれが檜舞台で飛躍し躍動した。大会を終えた小幡邦彦監督は「厳しい戦いになるとは思っていたが、勝目・須田は優勝する力があるだけに残念な部分もある。明治杯での反省点を次のリーグ戦に活かして行きたい」と語った。

1977年創部の山学大レスリング部は来年創部50周年の大きな節目を迎える。チームが最も重視しているのは「東日本学生レスリングリーグ戦」、その戦いは6/16~18の3日間。一昨年・昨年と2連覇しており、今年は3連覇を目指している。個人戦の戦いを終えた選手たちは、あと一か月を切ったチーム力を結集させて戦う最強リーグ戦に向けて、休む間もなく、樹徳館での猛練習を再開させた。

(文 井出昌孝)(カメラ 今村佳正) 2026.5.24