山梨学院、5連覇。インターハイ男子サッカー県予選
FW近藤が先制、後半怒涛の4ゴール
走り負けない走力、日大明誠に完封勝ち

男子サッカーのインターハイ(全国高等学校総合体育大会)山梨県予選は6月14日、甲府市のJITリサイクルインクスタジアムで行われ、山梨学院高は日大明誠高と対戦、4対0で快勝し5大会連続、10回目のインターハイ出場を決めた。試合は前半、互いに決定力を欠き無得点で折り返したが、山学高は後半10分、FW近藤悠貴が技ありのヒールシュートで先制。その後は怒涛(どとう)の攻撃で3点を加え突き放した。試合後、今大会の優秀選手が発表され、山学高からGK青木拓実選手ら5人が選ばれた。
全国切符を賭けた一戦、前半は一進一退の攻防。前半10分、山学高はFW疋田将が強烈なミドルシュートを放つもゴール枠に跳ね返された。
前半36分には日大明誠にロングスローからシュートを打たれるも枠を外れ、0対0のまま前半を折り返した。
試合が動いたのは後半10分、相手ゴール前の混戦でMF市川大登からのボールをゴールに背を向けていたFW近藤悠貴が右足のかかとで技ありのヒールシュート。これがゴール右隅に決まり山学高が先制した。近藤悠貴は2試合連続得点。
ここから山学高の猛攻が始まる。後半21分、右コーナー付近からのクロスを再びFW近藤悠貴が頭で合わせこの日2点目を挙げた。
29分にはDF冨井悠真の左サイドのロングスローから、途中出場のFWメアスソムナンが押し込み2試合連続の得点。
さらに終了間際の39分、相手ゴールキーパーがはじいたところをFW藤井亮成が押し込みネットを揺らした。
結局、後半のゴールラッシュで4対0として5大会連続でインターハイ出場を決めた。
今回の県予選は3回戦で甲府東高を5対1、準々決勝で東海大甲府高を2対0、準決勝で駿台甲府高を3対0と退け、決勝までの4試合で14得点、失点1と安定した力を見せ5連覇を成し遂げた。
市立船橋高(千葉)などの強豪校がひしめくプリンスリーグ関東1部で2年目を戦い、敗戦の中から運動量やボールへの執着を鍛え高めてきた日々の練習が実を結んだ。
OBには前田大然選手、渡辺剛選手が日本代表として名を連ね、ワールドカップ北中米大会に臨んでいて「とても励みになります」と薮野壮二朗主将。インターハイ本番では昨年のベスト8を超えられるか、期待が高まる。
試合結果

◇山梨学院高出場メンバー
GK 青木拓実、DF 2 藤井サリュー、DF 3 岩崎詢平、DF 4 明石琉聖、DF 5 冨井悠真、MF 6 薮野壮二朗、MF 7 高野鉄史→ FW 18 藤井亮成、MF 8 市川大登→ FW 24 小沼琉之介、MF 14市成光喜→ FW 10 メアスソムナン、FW 11 疋田将→ FW 19 川口航我、FW 30 近藤悠貴→ FW 9 杉山琉碧
◇大会優秀選手(山梨学院高のみ)
GK 青木拓実
DF 藤井サリュー、明石琉聖
MF 市川大登
FW メアスソムナン
日本一という目標に向かってさらに努力します
【近藤悠貴選手の話】
全国大会に出場したいという目標が実現できてよかった。日本一という大きな目標に向かって、ここからさらに努力していきたい。ヒールシュートはやったことがありませんでしたが、決まって良かったです。準決勝、決勝ともに前半を0点で折り返しましたが、1点取れればその後はどんどんゴールを決めるのがこのチームの良いところだと思います。
どこよりも多く走ってきた。走り負けない自信があります
【薮野壮二朗主将の話】
サイドから仕掛ける攻撃がうまくいきました。昨年のインターハイでは力のなさを実感したので、今年は少し成長した部分を見せたい。どこのチームよりも走ってきたので、走り負けないという自信を持っています。昨年勝てなかったチームに勝って、最後は全国優勝を目指しています。自分たちと同じ環境で育った先輩が日本代表にいるので刺激になります。
(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.6.14

