山梨学院大学ニュースファイル

山梨学院、三刀屋を下し初戦突破。インターハイ女子ソフトボール1回戦。

Vol.3615 | 2026年7月27日

先発・栗原しおりが圧巻の15奪三振
郷古あいみ逆転ランニングホームラン

令和8年度全国高校総合体育大会(インターハイ)の女子ソフトボールは7月27日、大阪府・セレッソスポーツパーク舞洲で開幕。山梨県代表の山梨学院高は1回戦で島根県立三刀屋(みとや)高と対戦した。試合は1点を争う白熱した展開。山学高は三回に三刀屋高に先制を許すが、四回に同点に追い付くと六回には3番・郷古あいみのランニングホームランで逆転。七回の相手の反撃をかわし2対1のスコアで逃げ切った。先発・栗原しおりは1失点、15奪三振と圧巻のピッチング。山学高は28日の2回戦で花巻南高(岩手)と対戦する。

立ち上がりのピンチ、三振で切り抜ける

一回表、三刀屋高の攻撃。先頭打者に右前に運ばれて無死一塁。次打者が空振り三振の間、一塁走者に二盗を狙われたが、捕手・郷古あいみが好送球で阻んだ。2死走者なしとしたが、3番にフルカウントからレフトオーバーの二塁打を許し、得点圏にランナーを背負い4番を迎えた。この初回のピンチに2年生の先発・栗原しおりが踏ん張り、空振り三振。この回、2安打を浴びたが先制点は許さなかった。

二回の表、山学高の栗原しおりは球威とコントロールで安定したピッチング。この回、わずか10球で3者連続三振と力を見せつけた。ここから栗原の奪三振ショーが始まる。

しかし、三回表、三刀屋高の攻撃で試合が動く。1死三塁とされて相手の2番打者がカウント2-2からレフトに犠牲フライ。三塁ランナーがタッチアップして本塁でクロスプレー、判定はセーフ。1点を献上し山学高が追い駆ける展開となった。

追う山学高は四回裏、先頭打者3番・郷古あいみが三塁線を破るヒットで出塁。4番・小堀愛実が初球にスラップ(左打者がバッターボックス内で助走)を見せると、相手投手が暴投。一塁走者・郷古が進塁し無死二塁とすると、渡辺努監督は二塁代走に伊敷彩夏を送った。小堀が内野ゴロで送る間に伊敷が三塁進塁、1死三塁とした。続く5番・船津琴音は内野ゴロに倒れるも、二塁手が取り損ねている間に三塁走者・伊敷が生還、1対1の同点に追い付いた。渡辺監督の采配的中だ。

六回の表、三刀屋高の攻撃は2死一、二塁。ここでも栗原しおりが踏ん張り、後続を三振に仕留め切り抜けた。この時、すでに奪三振は13を数えた。

六回裏、山学高の攻撃。1死ランナーなし。バッターはこの日攻守で活躍の3番・郷古あいみ。バットを長めに構えると初球、低めの外角球をフルスイング。打球はライトの頭上を超えた。外野手が処理にもたついている間に郷古は一塁、二塁を回って三塁へ。返球が遅いと見ると三塁も蹴って、そのままホームイン。貴重な追加点をもたらす逆転ランニングホームランになった。

最終回、三刀屋高の打順は5番から。先頭打者に四球を与えたが、次打者から三振を奪い1死一塁。7番打者の送りバンドを三塁・飯田莉央が好捕、一塁に送球して2死二塁。最後は栗原が8番打者を空振り三振に仕留めゲームセット。1点差を守り切った。

先発・栗原は1失点、15奪三振と圧巻の完投だった。

先制されても自分たちのプレーができた

【小堀愛実主将の話】
初戦の緊張感の中で相手に先制されましたが、監督さんに「取り返すチャンスはまだまだある」と言われ落ち着きました。ミスもありましたが、自分たちのプレーができたと思います。相手投手が際どい所を攻めてきて、いいスイングができなかったのは反省点ですが、長打も出たのでそこは良かったです。2回戦もいい投手と当たりますが、同じ高校生なのでしっかり戦います。

初戦の硬さが出てあまり打てなかった

【渡辺努監督の話】

初戦ということで硬さが出てしまいました。終始、選手の硬さを感じていました。今年のチームはガンガン打つタイプではないので、打てないことはある程度想定していましたが、もう少し打ってくれると思っていました。2回戦の相手は本当に強いチーム。ピッチャーは「ジャパン」なので、きっと厳しい試合になる。胸を借りるつもりでチャレンジします。

試合結果

◇山学高先発打順・(守備位置)  ◎は主将

1.(遊)原崎菜緒(1年)、2.(三)飯田莉央(2年)、3.(捕)郷古あいみ(3年) → (R)伊敷彩夏(2年)、◎4.(一)小堀愛実(3年)、5.(二)船津琴音(2年)、6.(右)鈴木一瑚(1年)、7.(DP)斎藤真瑚(3年)、8.(左)若杉凛音(2年)、9.(中)武石麻愛(3年)、(FP・投)栗原しおり(2年)

[投手]栗原しおり 投球回7回 奪三振15 失点1

[捕手]郷古あいみ

(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.7.27