山梨学院、青森山田に快勝。インターハイ男子サッカー3回戦進出。
開始2分、FW近藤が技ありの先制弾
終始ゲームを支配、後半早い時間に追加点

令和8年度全国高校総合体育大会(インターハイ)の男子サッカーは7月26日、福島県のJヴィレッジで2回戦が行われた。山梨県代表で前回大会ベスト8の山梨学院高は1回戦シード、今大会の初戦で青森山田高(青森)と対戦した。試合は35分ハーフで行われ、山学高は試合開始2分にFW近藤悠貴が先制ゴール、後半8分にはMF高野鉄史が追加点を奪った。同25分に青森山田にPKを決められて1点を返されたが、終始ゲームを支配して2対1で快勝、ベスト16に入り28日の3回戦に進出した。3回戦は滝川第二高(兵庫)とベスト8進出をかけて対戦する。
練習してきたセットプレーが決まる
山学高は試合開始2分、右前方に入れたパスをDF藤井サリューが駆け上がり、敵陣右サイドの深い位置でスローインとなった。藤井のスローインをゴールに背を向けたまま受けたFW近藤悠貴が振り向きざまにシュート。ボールはゴール左サイドのポストに当たりながら中に転がった。「練習してきたセットプレーがうまく決まった」と近藤。開始早々、技ありの1発で先制。山学高が優位にゲームを運ぶ態勢が整った。
8分、自陣で相手クロスをカットしたMF市川大登がドリブルで上がり、スペースが空いていた右前方にスルーパス。駆け上がったFWメアスソムナンが左にクロスを上げ、FW疋田将がシュート。惜しくも枠を外れる。
18分には自陣40mで青森山田高がフリーキック。ゴール前の混戦から緩いヘディングシュートを打たれたが、GK青木拓実が右に飛んでゴールを許さない。
28分、相手パスを奪ったDF藤井サリューがドリブルで右に上がりクロス、MF市川大登が力強いシュートを放つもGKに阻まれる。
逆に33分、自陣で相手のクロスを防いだこぼれ球をボレー気味にシュートされたが、GK青木拓実が正面でセーブ。
山学高ペースのまま1対0で前半を折り返した。
後半8分にはDF冨井悠真からセンターライン付近でパスを受けたMF薮野壮二朗が前線で構えていたMF高野鉄史にロングパス。高野はワントラップして相手守備陣2人をかわしながら右足を振り抜いた。ボールは飛び付く相手キーバーの右をすり抜けゴールネットを揺らした。「ドンピシャでした」と高野。後半の早い時間帯に追加点を挙げてスコアを2対0とした。
後半25分、山学高は自陣ペナルティーエリア(PA)内のハンドから青森山田高にPKを決められ1点を献上。スコアを2対1に追い上げられたが山学高イレブンにあせりはない。全員が声を掛け合い、気持ちを引き締め、集中力を切らすことなく残り10分を戦い抜いた。
試合開始早々に先制、後半の早い時間帯に追加点を挙げ、終始自分たちのペースでゲームを組み立てた山学高。シュート数は山学高9本に対して青森山田高は半分以下の4本。いかに相手の攻撃を封じたかがこの数字に表れている。青森山田高はプレミアリーグに所属しているが、山学高も市立船橋高(千葉)などの強豪校がひしめくプリンスリーグ関東1部で戦い、その中で自分たちに足りないものを鍛え高めてきた。次戦の3回戦に勝つと2年連続の8強入りとなる。
セカンドボールを拾えたのが良かった
【大場健史監督の話】
立ち上がりの先制点はデザインしていたセットプレーがうまくいきました。自分たちのペースで戦えたのは、MF薮野壮二朗を中心にセカンドボールを拾え
たことが大きい。拾えていなければ青森山田のペースになっていた。ミスもあったけれど、ハンドからPKでの失点以外はしっかりできたと思います。DF藤井サリューが相手の11番をよくマークしたのも大きい。去年は8強だったので、今年はそれ以上を目指します。
試合結果

◇山梨学院高出場メンバー ◎はキャプテン
GK 1 青木拓実(3年)、DF 2 藤井サリュー(3年)、DF 4 明石琉聖(3年)、DF 5 冨井悠真(3年)、DF 12神山康介(3年)、◎MF 6 薮野壮二朗(3年)、MF 7 高野鉄史(3年)、MF 8 市川大登(3年)、FW 9 近藤悠貴(3年)→ FW 19 深澤悠太(3年、56分IN)、FW 10 メアスソムナン(3年)→ MF 22佐藤輝芽(2年、56分IN)、FW 11 疋田将(3年)→ FW 13 川口航我(3年、48分IN)
(文 古屋賢二)(カメラ 今村佳正) 2026.7.26

