山梨学院大学ニュースファイル

山梨学院高、一時逆転も初戦で散る。インターハイ男子バスケットボール

Vol.3618 | 2026年7月29日

底力で最大20点差を引っ繰り返す
残り4分、連続でフリースロー与え泣く

令和8年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の男子バスケットボールは7月29日、大阪府のAsueアリーナ大阪で男子の2回戦が行われた。山梨県代表の山梨学院高は石川県代表の北陸学院高と対戦した。
2年連続2回目出場の山学高は6月の関東大会を制し、今大会に関東チャンピオンとして臨んだ。1回を戦シードされこの日が初戦。一方、北陸学院は11年連続11回目出場のインターハイ常連校。1回戦で奈良育英高に107対63と快勝している。
試合は立ち上がり北陸学院のペース。山学高は次々とスリーポイント(3P)シュートを決められ36対52で前半を折り返した。追い駆ける山学高は第3クオーター(Q)、前半の不振が信じられないほどの猛攻。23対3と圧倒して第3Q終了時のスコアを59対55とし逆転に成功した。しかし、第4Qに息を吹き返した北陸学院に対し、山学高は終盤ミスを連発。1点を争う攻防に6回ものフリースローを与え、69対73で惜しくも3回戦進出を逃した。

立ち上がり精彩を欠き相手に3P連発許す

第1Q、山学高の開始直後は悪くなかった。開始30秒、北陸学院高に3Pシュートを決められ先制されたが、山学高#6村﨑太一がフリースローを落ち着いて2本とも決めスコアを2対3とした。1分30秒、ゲームキャプテンの#21桂川遼太郎が空中で振り向きざまミドルシュート、4対3と逆転に成功。しかし1分55秒、北陸学院高にこの日2本目の3Pを決められ4対6とされてからは第3Qまで終始追い駆ける展開。自分たち本来のシュートが決まらず、逆に北陸学院高にお株を奪われ3Pを連続で許してしまう。第1Qだけでも6本の3Pを決められ、点差はじわじわと広がり15対25で第1Qを終えた。

第2Qに入っても山学高はなかなかエンジンが掛からない。北陸学院高に3つの3Pを許すと、一時は最大20点差をつけられスコアは22対42。その後、フリースローを確実に決めるなど着実に反撃開始。8分過ぎ、山学高#12ファリル・ディエイがミドルで待ち構えると、おとりの#30前田瑛太が右からカットイン、最後はファリル自らゴール下に回り込み34対45と11点差に追い上げた。結局36対52で第2Qを終了する。

本来の動き取り戻し反撃、同点、そして逆転

第3Q開始25秒、山学高#55サム・ディオフがゴール下でリバウンドを決め、16点を追い駆ける山学高の反撃が始まった。#95コッシーオ・アンドレイ、#55サム・ディオフ、#21桂川遼太郎らがリバウンド、ゴール下、ポストプレーなどに本来の動きを取り戻し46対55と9点差に追い上げた。
中盤には桂川が自陣で相手パスをカットしてターンオーバー、そのままドライブシュート。48対55と迫り桂川は吠えながらガッツポーズ。北陸学院高は追い上げられた焦りか、3Pシュートなど狙うがことごとく入らない。
残り1分23秒、#95コッシーオ・アンドレイがフリースローを1本決めて55対55の同点に並ぶ。
残り1分を切ると、コッシーオがターンオーバーから前線でパスを受けてドライブ。落ち着いて決め57対55とついに逆転した。
さらに残り22秒、再びコッシーオが右から切り込んでゴール下シュート。59対55として第3Q終了。山学高は36対52から23対3のランを成功させ16点差を引っ繰り返した。

1点の攻防に痛恨のフリースローを与える

第4Q、山学高の4点リードを北陸学院高がじわじわ縮め、残り5分、64対64の同点に追い付かれる。直後に山学高#55サム・ディオフがリバウンドを決めて66対64、再びリード。北陸学院高は3Pシュートで果敢に攻め、残り4分、正面やや右から3Pを決め66対67。緊迫した1点の攻防だ。

しかし、山学高は残り3分を切って痛恨のフリースローを北陸学院高に与えてしまう。4回のフリースローで5点を失い66対72。残り11秒、山学高#30前田瑛太が右斜めから3P決め69対72とする。しかし残り8秒、北陸学院高にダメ押しのフリースローを与え69対73。ここで試合終了。

山学高は関東チャンピオンの片りんを見せたが、2年連続で悔しい初戦敗退となった。

本来の力を見せられず悔しいです

【桂川遼太郎ゲームキャプテンの話】
ゲームの入りがうまくできなかった。北陸学院は前半、自分たちへの対応がよく分かっていた。自分たちは第3Qで対応できましたが、第2Qで対応できていたら結果も違ったかもしれません。山梨県代表としてのこの大舞台に立ちながら本来のパフォーマンスができなかったのは悔しいです。しっかり逆転することはできましたが、どこかに気の緩みが出て再逆転を許してしまいました。逆転した後にどれだけ自分たちのプレーをやり切れるか、この結果にしっかり向き合ってウインターカップまでに修正したいです。

試合結果

●山学高登録メンバー ○は主将
#1岡本素直(3年)、#5長澤龍未(3年)、#6村﨑太一(3年)、#12ファリル・ディエイ(3年)、#17太田皓大(3年)、○#21桂川遼太郎(3年)、#30前田瑛太(3年)、#55サム・ディオフ(2年)、#71北澤蓮(2年)、#90鳥羽佐頼(1年)、#91川島花海(2年)、#95コッシーオ・アンドレイ(3年)

(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.7.29