第22回アルテア七夕まつり2025
酒折夏の風物詩は今年も大盛況
例年以上のキッチンカーが並ぶ

今年で22回目となる山梨学院の恒例行事、「アルテア七夕まつり2025」が7月4日、山梨学院大学キャンパスセンターステージ21で開催された。2003年から行われているこのイベントは、酒折地域の初夏の一大イベントとして定着し、今年も山梨学院大学・短期大学・系列校(幼稚園、小学校、中学校、高校)の園児・児童・生徒と教職員、近隣住民の約1500名規模を対象に行われた。古屋記念堂前の噴水周辺からステージ近くには約30のキッチンカーや飲食ブースが並び、多くの参加者が列を作った。また、学生団体や本学関係団体による金魚すくいや射的等の縁日コーナーも、子どもたちで賑わいを見せた。ステージは18時40分に山梨学院大学青山貴子学長の挨拶でスタートし、アイドルグループによるパフォーマンスや本学の教員・学生サークルによる音楽やダンスが披露され、閉祭の20時まで会場を盛り上げた。
ステージ企画の様子
午後6時40分にキャンパスセンターステージ21で始まったステージのオープニングセレモニーでは、青山貴子学長が「梶の葉をかたどった山梨学院の校章ですが、昔は短冊の代わりにこの梶の葉に願いを込めて、人々が願いを書き連ねていたこともありますし、梶の葉は学問の象徴でもあります。このように七夕に所縁のある本学で、盛大にアルテアのお祭りが開催できることをとても嬉しく思っています。願いと言えば、昨年の七夕祭り後のアンケートで、皆さんから『お店をもっと増やしてほしい』という『願い』がありましたので、今年は去年にも増して色々な種類のお店を準備させて頂きました。今日はたくさんの飲み物、食べ物、ゲーム等を楽しんで頂ければと思います。留学生の皆さんもたくさんご参加ありがとうございます。日本の季節行事を地域の皆様と一緒に参加できる貴重な機会ですので、ぜひ楽しんでください」とこのイベントの歴史に触れながら、開祭宣言を行った。ステージでは、九州の女性4人組のアイドルグループ「4/7(ナナブンノヨン)」が舞台上へ登場し、歌とダンスを披露すると会場は大いに盛り上がった。4/7のライブ後は、山梨学院大学の教員・学生の混合バンド「SAKAORION」の演奏や、大学ダンス部よるダンスパフォーマンスが続き、会場は最後まで大きな熱量に包まれた。
多くのキッチンカーや縁日コーナーが並ぶ
ステージの周辺では、各学生団体による縁日コーナーが設けられ、山梨学院大学・樹徳祭実行委員会の射的、バルーンアートコーナーや山梨学院大学ボランティア部のヨーヨー釣りコーナー、法人施設部と関係企業らの団体による金魚すくい、スーパーボールすくいのコーナーには多くの子ども達で賑わいを見せた。その他にも、古屋記念堂前の噴水広場からステージ周辺には、約30のキッチンカーや飲食屋台が並び、清里の有名カレーや富士宮焼きそば、韓国料理やケバブ等のバリエーション豊かな料理のラインナップで、多くのお店の前に参加者の列を作った。ステージ上には色とりどりの吹き流しなど七夕飾りが配置され、ステージ横には願い事が掛かれた短冊が飾られた。「大好きな人たちと毎日笑顔で過ごせますように」「単位がとれますように」「多子多福(中国では、子供が多い家ほど繁栄すると昔から云われている)」「ポジティブになりたい」等、年齢も出自も異なる様々な願いが短冊に寄せられた。
主催団体のコメント
本イベントの主催である山梨学院大学・樹徳祭実行委員会委員長の寺沢悠湖さんは「毎年運営に携わっていますが、来場者が毎年どんどん増えているので、地域の方や子どもたちにどうやって楽しんでもらうかを考えて、学生センターの方たちとたくさん話し合って、色んな所からキッチンカーを呼んで、工夫をしました。キッチンカーの出店エリアを拡大したことが今までと一番違う変化かと思います。七夕と山梨学院とは深い関係にあると思うので、夏を感じながら、暑いですがお祭りを楽しんでもらいたいです」と開催にあたっての思いを述べた。
文(R.K)カメラ(平川大雪)2025.7.4