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●第92回選抜高校野球大会出場校決定
~山学春『甲子園の強豪校』の第一歩に~
~天空高く帽子を投げ上げ出場決定喜ぶ~

第92回選抜高校野球大会出場校を決定する選考委員会が1月24日、大阪市内で開催され32校が決定。山梨学院広報スタジオに15時10分報道陣が詰め掛ける中、第72回秋季関東大会で準優勝した山梨学院高校 山内紀幸校長の特設電話が鳴り大会本部から吉報が告げられると「ありがとうございます。謹んでお受けいたします」と受話器を置いた。山内校長が砂田野球場で待つ野球部員に「92回大会選抜高校野球大会の代表に選ばれました。おめでとう ! 」と報告。選手たちは天空高く帽子を投げ上げ出場決定を喜んだ。主将2番 功刀史也(2年)は「自分たちの代も選抜に選ばれたらいいと思っていた。優勝を目指し、この冬は確り練習に取り組みたい」と喜び気を引き締めた。吉田洸二監督は「夏・春・夏・春と4季連続出場とし、そろそろ甲子園常連校の仲間入りができたのかなと思っております。今大会は『甲子園の強豪校』と言われる第一歩となる大会としたい」と抱負を述べた。山梨学院は甲子園出場が4季連続13回目(春4回・9夏回)となった。

■山梨学院の戦績と経緯■
▷山梨学院は2019年10月6日第72回秋季関東高校野球山梨県大会の決勝戦で駿台甲府戦を延長10回に8番代打 河野修慈(2年)の起死回生の2ランなどで8対5で勝利し、3年ぶり7回目の優勝を果たし、第72回秋季関東地区高校野球大会への出場を決めた。
▷ 10月20日、第72回秋季関東地区高校野球大会1回戦の山梨学院(山梨1位) 対 文星芸大付(栃木2位)が行われ、山学は左腕 吉川大(2年)、右腕 藤巻洋佑(2年)、右腕 河瀬貴洋(2年)の投手リレーと猛攻で文星に11対6と勝ち準々決勝へ進出した。
▷ 10月21日、準々決勝戦の山梨学院 対 花咲徳栄が行われ、山学は強豪の花咲に3番 小吹悠人(2年)の勝ち越し打、左腕 吉川大の141球熱投完投と中堅 渡邉嵩馬(2年)がダイビングキャッチで仕留め2対1で勝ち準決勝へ進出した。
▷ 10月26日、準決勝戦の山梨学院 対 桐生第一が行われ、山学は6番外川温大4打数4安打4打点の大車輪の活躍で桐生に6対5で勝ち決勝へ進出した。
▷10月27日、26年ぶりの決勝戦となった山梨学院は健大高崎と戦い、山学は健大に先発の左腕 吉川大(2年)とリリーフの右腕 河瀬貴洋(2年)が好投したが打撃陣が抑えられ0対3で破れ準優勝となった。
山梨学院は1月24日、大阪市内で行われる一般選考で秋季関東地区代表の吉報を待つこととなった。

■大会本部からの吉報■
第92回選抜高校野球大会出場校を決定する選考委員会が1月24日、大阪市内で開催され一般選考29校と21世紀枠3校の計32校が決定した。山梨学院広報スタジオに15時10分報道陣が詰め掛ける中、第72回秋季関東大会で準優勝した山梨学院高校 山内紀幸校長の特設電話が鳴り大会本部から吉報が告げられると「ありがとうございます。謹んでお受けいたします」と受話器を置いた。山内校長が砂田野球場で待つ野球部員に「92回大会選抜高校野球大会の代表に選ばれました。この春、甲子園で暴れて自分たちの力を存分に発揮してください。おめでとう ! 」と報告。選手たちは天空高く帽子を投げ上げ出場決定を喜んだ。

■決定後インタビュー■
▶︎エース左腕 吉川大(2年)出場が決まって「取り敢えず、一区切りでほっとした」と笑みがこぼれる。「県大会より関東で実力が発揮できていたので、手応えは感じた」と大きく頷いた。「変化球が良くてもある程度の真っ直ぐのスピードが必要だと学び、帰って来てからスピード強化に取り組んだ」と振り返る。「今は下半身を強化するために、適度の距離を走り込んだり、丸太などを使ったランジ系トレーニングをしている。これからは実践となり、バッターと対決することになるので、悪い部分が沢山でてくると思うので、それをできるだけ早く、克服して良い状態を出来るだけ早くつくれるように努めたい」と述べ、「淡々と甲子園でも低めに変化球を決めて打たしてとる投球に心掛けたい」とエースの自覚を漂わせた。
▶︎遊撃手3番 小吹悠人(2年)「発表を聞いて、甲子園で試合が出来るんだと実感した」と噛み締める。出場3度目となる「甲子園で勝てていないので、1勝でも多く勝てるように、練習をやっていきたい」と頷く。守備については「二遊間の練習や内野の連携プレーはスムーズに行っている」と笑顔。その分「外野との連携プレーに時間を割いている。選手によって肩の強さや球筋が違うので連携ポイントを徹底的に頭に叩き込んでいる」と明かす。打撃については「秋が終わって、健大の速球投手に手が出せずに完封で負けたので練習が終わってから多い時で1,000回バットを振っている。3番としてチャンスで一本打てる打者を目指して練習している」。小吹は記者の「手を見せて」との要望に両手を差し出す。その手のひらに豆が潰れてタコが当たっている。凄まじい「振り込みは今も続けています」と淡々と述べた。
▶︎捕手4番 栗田勇雅(2年)「関東大会は接戦の試合が多くて、最終回など終盤に点数が取れたので、接戦でも相手についていけるという自信になった」と振り返る。打撃については「特に飛距離を伸ばすためにバッティングティーの球を確り一球一球ごと、足に力を入れて打つことを心掛けて練習をしている」と明かす。守備について「吉川は三振を取るピッチャーというよりは打たせて取るピッチャーなので変化球と真っ直ぐを上手く使って打者の狙いを上手く外すようにリードしたい」と頷く。「去年より自分自身も肩であったり配球であったり、また、センター 渡邉、ショート 小吹、セカンド 功刀の守備レベルが一段と上がった」と話す。栗田は「甲子園出場が4回目。既に3回経験しているので自分が攻守で牽引し、チームが持っている力を全て発揮して優勝を目指したい」とはきはきと述べた。
▶︎主将2番 功刀史也(2年)「秋の大会から選抜を目指して一生懸命やっていた結果が、自分たちの代でも選抜に選ばれ、甲子園出場が達成できてとても嬉しい」と素直に喜ぶ。「春はどのチームも完全に仕上がっていないので、上位を狙えるチャンスがあると思うので、この冬は確り練習に取り組み、自分たちの持ち味の粘り強い野球で優勝を目指したい」と目を輝かせ、「この選抜の大会が夏にも生かされるように、自分たちの持っている力を出し切りたい」と淡々と述べ気を引き締めた。
▶︎吉田健人野球部長兼コーチは「夏は5連覇と言う山梨の記録がかかっているので、選抜を通過点にして夏に確り甲子園に行けるチームづくりを心掛けて指導している」と鳥瞰する。「関東の決勝戦で健大に打撃陣が抑えられ0対3で負けた。打力が薄い」と実感した。それで「打撃は得点力のアップを図る」と決めた。「そのためにスイング、走塁、バント、エンドラン。バスターエンドランなどの力をつけたい」と大きく頷く。「4番 栗田、3番 小吹に渡邉、功刀、橘田が絡み。さらに外川からでもチャンスが作れるようになれば打線に厚みがまし猛虎打線となる」と光明を手繰る。「守備は投手の吉川が成長しており、甲子園経験者の多いセンターラインの堅守で崩れない」と自信をのぞかせる。「走攻守を実戦で、さらに調整し甲子園で戦え夏に繋がるチームづくりをする」と力強く述べた。
▶︎山学を率いて7回目(春3回・夏4回)の出場となる吉田洸二監督は「今年のチームのスローガンは『ONE TEAM(ワンチーム)』」と言い切る。「春の甲子園出場を目指して、苦しい練習を共有しチームは約1年間努力を続けて全員で戦って出場権を勝ち得た。甲子園でもONE TEAMで戦い高みを目指し5季連続の夏に繋げたい」と大きく深く頷いた。「今年は選手が自信を持っている。栗田は4回目、小吹・渡邉は3回目の甲子園出場で、我々が思っている以上に選手は『やれる』と自信を持って、その後も練習に臨んでいる。ここが、このチームの強いところ」と声が弾む。さらに、その自信が確信になるような練習を残りで積んでもらいたい」と満面の笑み。チームは「夏・春・夏・春と4季連続出場とし、そろそろ甲子園常連校の仲間入りができたのかなと思っております。今大会は山梨学院と言えば『甲子園の強豪校』と言われる第一歩となる大会にしたい」と抱負を述べた。
■3月13日組み合わせ抽選会、19日から兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。

文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.1.25