山梨学院大、ベスト8ならず。インカレ女子ソフトボール2回戦
好投手から長打で出塁もあと1本に泣く
前半4失点。後半の積極的攻撃も空回り

第61回全日本大学女子ソフトボール選手権大会(インカレ)は10月4日、福岡・鷹巣レクリエーションセンターで2回戦が行われた。初戦の熊本学園大を完封で破った山梨学院大は環太平洋大(IPU)と対戦したが、0対4で敗れベスト8進出はならなかった。
試合は山学大が先攻。先制してリズムに乗りたいところだったが、逆に環太平洋大打線につながれ三回までに4点を奪われた。その後は得点を許さなかったが、前半の失点が大きくのしかかった。山学大は二回に四球、三回に三塁打、四回に二塁打と長打も出たが、安打はこの2本のみ。五回まで毎回の10三振を喫し打線がつながらなかった。後半の五、六、七回はいずれも三者凡退に打ち取られ、環太平洋大のエースで令和8年度大学日本代表に選ばれた小林愛菜らの継投を打ち崩せなかった。
四球や長打で出塁も後が続かない
【一回表】山学大攻撃。2番・田中優空が内野安打で出塁。打者4番の時、2盗試みるもタッチアウトでチェンジ。
【一回裏】山学大守備。先発・栗原奏音が連投の疲れを感じさせず、三者凡退に抑え上々の立ち上がり。
【二回表】先頭打者の4番・須藤里咲が四球選ぶも後続絶たれる。
【二回裏】山学大守備。4番に左越え二塁打を浴び、次打者に送りバントを決められ1死三塁。6番にセンター前に運ばれて三塁走者が生還。先制されるが追加点は許さず。
【三回表】2死から1番・岩本唯花が2球目を強振、打球はライトを深々と破る三塁打。1点先制された直後で追い付きたかったが、次打者が二飛に倒れ同点に追い付けず。
【三回裏】1死二塁とされ、次打者の送りバントを山学大1塁手が捕球するも投げられず1死一、三塁に。一塁走者が2盗し1死二、三塁。次打者を当たり損ねのゴロに打ち取ったが、ピッチャーの栗原奏音がグラブを出すも取り損ね一塁に送球できない。その間に三塁走者が生還。その後2死二、三塁の時、5番に左前2点適時打を許し2者生還。スコア0対4とされる。
【四回表】先頭倒れるも、4番・須藤里咲は左中間を破る二塁打、得点圏にランナーを置いた。しかし、後続が倒れ1点が遠い。
【四回裏】山学大、ピッチャーを本橋七海に交代。捕手、星隈友愛の2年生バッテリーに。本橋はこの回を遊ゴロ2つと中飛の三者凡退に打ち取り、嫌な流れを止めた。
【六回表】環太平洋大が投手交代。山学大は1番からの好打順だったが、積極的に打ちに行く攻撃が空回り。4球で三者凡退となった。
【六回裏】四回からリリーフの本橋七海は要所を締めて六回までスコアに0を並べた。しかしこの回、先頭打者に四球、後続に左前安打を浴び2死満塁のピンチ。栗原はここで踏ん張り、相手4番を中飛に打ち取りチェンジ。追加点を許さず味方の反撃を待つ。
【七回表】最後の攻撃。先頭打者4番・須藤里咲、意表を突くセフティ―バント。気迫のスライディングもアウト。5番・神崎菜々子は二ゴロ。6番・本田紗彩が二飛に倒れ試合終了。
今年の山学大は若いチーム。先発メンバーのうち4年は4人。この試合で長打を放った岩本と須藤は3年、投手の栗原と本橋はまだ2年だ。今後さらに経験を積めば、と期待は膨らむ。
日本一に届かず悔しい気持ちでいっぱいです
【小宮祐希主将の話】
チャンスは作れていたものの、あと1本が出なかったのは自分たちの弱さ。一方、相手はチャンスで1本返してきたのが自分たちとの違い。日本一を目標にして、この試合も突破するはずだったので悔しい気持ちでいっぱいです。後輩たちには敗れた悔しさをばねに来年こそ日本一になってほしいです。私は福岡出身なので地元の人々の応援に力を頂きました。4年間続けてきて、最後たくさんの方々の応援の中でプレーできて感謝しています。
全員がやるべきことをやって良い試合でした
【清水正監督の話】
残念な結果になりましたが、出来る限りのことをして良い試合でした。相手投手が良かった。スピードや変化球の切れにうちが対応しきれなかった。敵ながらあっぱれです。私たちは、本当は仕上がっていない状態でしたが、選手は本番に照準を合わせてやるべきことをやってきました。4年生は部員が少なく下級生の力を借りて苦労した学年でしたが、最後はしっかりチームをまとめて活躍してくれました。下級生たちも良い結果を残していますので次につながるよう強化していきます。
試合結果

◇山学大先発打順・(守備位置)・→交代・◎主将
1.(三)岩本唯花(3年)、2.(二)田中優空(2年)、3.(一)田崎和奏(2年)、4.(右)須藤里咲(3年)、5.(捕)大坪穂乃花(4年)→(H→2)星隈友愛(2年)→(H)神崎菜々子(2年)、6.(遊)遠藤紗也乃(4年)→(H)本田紗彩(3年)、7. ◎(DP)小宮祐希(4年)→(H)武石萌愛(1年)、8.(中)平片汐音(4年)、9.(右)伊藤銀花(3年)、(投)栗原奏音(2年)→(投)本橋七海(2
(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.10.4

