山梨学院大、男女とも決勝進出。第45回全日本大学ホッケー王座決定戦・準決勝
女子は天理大に4対0、男子も朝日大をSO戦で破る
女子は連覇、男子20年ぶり頂点めざし立命館大と決戦


第45回全日本大学ホッケー王座決定戦・東西交流戦第3日は6月27日、越前町営総合運動場人工芝ホッケー場で男女の準決勝を行い。女子の第1シードで連覇を狙う山梨学院大(関東第1代表)は、第4シードの天理大(関西第2代表)と対戦。4対0で快勝し決勝に進出した。一方、前回大会準優勝で第2シードの男子(関東第1代表)も朝日大(東海第1代表)を2対2の接戦の末、SO (シュートアウト)戦で4対2と破り決勝に進出した。決勝戦は28日の最終日に行われ、男女とも優勝をかけ昨年同様、立命館大(男女とも関西第1代表)と対戦する。今大会の立命館大は女子が第2シード、男子は第1シード。前回の対戦成績は山学大の女子が3対1で優勝、男子は0対3と準優勝だった。
【女子】第2Q、♯1齋藤はなみの先制弾で口火
【女子準決勝 山学大4対0天理大】
山学大のセンターパスで第1Q(クオーター)がスタート。互いに攻撃を仕掛け一進一退の攻防を繰り広げるが、決定力を欠きスコアレスのまま第1Qを終了した。
試合が動いたのは第2Q6分、山学大のPC(ペナルティーコーナー)からのシュートが相手に当たりPS(ペナルティーショット。サッカーのPKに相当)を獲得。ここで♯1齋藤はなみが確実に決めて先制に成功した。12分、山学大の♯6早助咲那が追加点を挙げ、スコアを2対0として前半を折り返した。
第3Q3分、山学大のPCのチャンスも天理大が好守備を見せ、追加得点ならず。しかし10分、再び山学大にPCのチャンス。この機に♯17金子七海が力強いリバースシュートを放ち追加点。リードを3点に広げた。
迎えた第4Q8分、♯27手塚怜香が技ありのドリブルでサークルに侵入、リバースシュートを決めてスコアは4対0に。そのまま試合終了を迎え、山学大が4対0で天理大を破った。完封は2試合連続。相手に打たせたシュートは1本だけだった。
チームに流れや勢いをつけられた
【先制点を挙げた齋藤はなみ選手の話】
あまり調子は良くなかったのですが、先制点を決められて良かったです。自分が先制点を取ってチームに流れや勢いをつけられたと思います。今日は相手のパスを上手くカットできてサークル内に持ち込まれなかったので、この調子で決勝も戦いたい。立命館大は侮れない強いチームですが、自分たちのホッケーをして勝ち切りたい。
動きに切れ、照準が合ってきました
【ジョン・シアン監督の話】
昨日の試合も悪くありませんでしたが、今日の方が動きに切れも出て照準が合ってきた感じ。調子が上がってきました。昨日はPCから4点でしたが、今日のフィールドゴールは2つともいい形。2本目もきれいなシュート。今のところ練習通りできています。立命館大とは日本リーグで戦って0対0で引き分けでした。気持ちの強い方が勝つ、そう思います。
試合結果

【男子】第4Qに追い付きSO戦を制す
【男子準決勝 山学大2(4)対(2)2朝日大 ()=SO】
男子準決勝は第3シードの朝日大(東海第1代表)と対戦。序盤から互いに譲らない一進一退の攻防となった。第1Q9分、山学大がPCからPSを獲得。この機に♯4小野柊羽が落ち着いて決め先制した。
しかし、山学大は第2Q14分、朝日大にPCから強烈なフリックシュートを決められ1対1の同点に追い付かれ、そのまま前半を折り返した。
さらに第3Qには朝日大に主導権を握られ、8分に右サイドから崩されると♯14藏田一輝に押し込まれ勝ち越しを許した。スコアを1対2とされ追いかける展開に。
それでも第4Q、山学大は第2シードの意地を見せた。3分、PCから♯2清水満喜が放ったフリックシュートが左隅に決まり2対2の同点に追い付いた。
その後は勢いを取り戻した山学大が波状攻撃を仕掛けたが、粘る朝日大のガードに決定力を欠き2対2のまま試合終了。サッカーのPK戦にあたるSO戦へ突入した。
5人ずつのシューターで争うSO戦は3人ずつを終え2対2の同点。先攻の山学大4人目の♯35篠原陵佑が落ち着いて決めたのに対し、朝日大の4人目が外し山学大が3対2とリード。最後は山学大5人目の♯31安井健晃が決めて4対2と突き放し激戦にピリオドを打った。勝利の瞬間、ゴールキーパーの♯30折笠幸喜主将のもとにチーム全員が駆け寄り喜びを分かち合った。
リードされてもポジティブでした
【折笠幸喜主将の話】
リードされてみんな焦りもあったと思いますが、ポジティブな声掛けができていたので、その辺りにチーム力があったと思います。SOは朝日大が4人目まで同じような感じで来ていたので、それに対応した感じです。立命館大には去年も、日本リーグでも敗れているのでリベンジして山梨に帰りたいです。
最終Q、1つになって同点に追い付けた
【山堀貴彦監督の話】
前半はプレスなどに主導権を握れていました。相手はPCに良いものを持っているので、そこは失点も覚悟していました。こちらもPCの決定機に勝負できたらと思っていました。最終Q、攻撃に特化した布陣で1つになって、同点に追い付いたのは良かった。ゴールキーパーの働きも大きい。明日の決勝は日本リーグで敗れた借りを返したい。
試合結果

(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.6.27

