山梨学院大学ニュースファイル

山梨学院大、完封勝ちで初戦を突破。インカレ女子ソフトボール。

Vol.3634 | 2026年10月3日

栗原4安打完投、熊本学園大寄せ付けず
無失策、走攻守に死角なしチーム力光る

ソフトボールの大学日本一を争う第61回全日本大学女子ソフトボール選手権大会(インカレ)は10月3日、福岡県で開幕した。2年ぶりの優勝を目指す山梨学院大は鷹巣レクリエーションセンターで初戦を迎え、熊本学園大と対戦。3対0のスコアで快勝し2回戦に進出した。試合は後攻めの山学大が初回に捕逸で1点を先制。その後は両チームともに得点なく進んだが、山学大が五回に敵失で、六回には穴田結菜の左前適時打でそれぞれ1点を加え試合を決めた。投げては先発の栗原奏音が4安打で完封した。山学大は4日の2回戦で環太平洋大(IPU)と対戦する。

田中、田崎の機動力で初回に先制点

【一回裏】先頭打者・岩本唯花はいい当たりも中飛に倒れる。2番・田中優空が四球を選び出塁すると盗塁、無死二塁として初回から得点圏にランナーを進める。3番・田崎和奏は右中間にヒット、二塁走者の田中は三塁進塁。1死一、三塁とする。さらに4番・須藤里咲の初球に一塁走者の田崎が盗塁。1死二、三塁とチャンスを広げた。山学大の機動力が光る。すると須藤のカウント1-1からの3球目に熊本学園が捕逸。二塁、三塁走者がそれぞれ進塁、田中がホームインして山学大が先制する。さらに1死三塁とチャンスは続いたが、4番、5番が倒れ追加点は挙げられなかった。

敵失を突いて伊藤が一気にホームイン

【五回裏】9番・伊藤銀花がレフト線へヒット。俊足を飛ばして二塁へ。追加点のチャンス。ここで1番・岩本唯花がカウント1-1から送りバント。相手投手が捕球したが一塁へ悪送球。伊藤が二塁から一気に生還。スコアを2対0とする。さらに熊本学園がボール処理にもたつく間にバッターランナー岩本は二塁を陥れる。無死二塁、チャンスが続く。2番・田中優空も送りバントを決め1死三塁。しかし、次打者が一飛に打ち取られ、飛び出していた三塁走者岩本も戻れずダブルプレー。追加点は1点にとどまった。

穴田が左前タイムリー、須藤生還し3点目

【六回裏】先頭打者4番・須藤里咲が三塁へのセフティーバンドで出塁、すかさず二盗成功。5番・代打神崎菜々子は三遊間を破り無死一、三塁とする。一塁走者神崎に代走・荒川詩帆。6番・遠藤紗也乃の初球に荒川が二盗を決め、無死二、三塁に。遠藤は二ゴロに倒れ1死二、三塁。7番・代打本田紗彩も三ゴロに倒れ2死二、三塁。代打攻勢が続く。8番・代打穴田結菜がカウント3-1から左前適時打、三走須藤が生還し3対0とした。一塁走者・穴田に代わり平片汐音が再出場し2塁盗塁成功。2死二、三塁とチャンスが続くも、次打者が三ゴロに倒れ追加は1点にとどまった。

先発の栗原奏音は序盤制球に苦しむ場面もあったが、しり上がりに良くなった。最終回に連打を浴びたが要所を締めて完投完封。守備は失策がなく試合を締めた。走攻守に鍛えられた実力が垣間見えた好ゲームだった。

守備からリズムを作って自分たちの試合ができました

【小宮祐希主将の話】
先取点を取れて試合を有利に運べたのは良かったのですが、中盤は0点が続いて少し焦りもありました。でも、みんな落ち着いて、やるべきことをやって、終盤ダメ押し点が取れたのは良かった。私たちは守備からリズムを作るチームなので、自分たちの試合ができたと思います。次の試合も守備からリズムを作って、少ないチャンスをものにして勝ちたいです。

バックの守備が良いので安心して投げられました

【栗原奏音投手の話】
初戦だったので少し緊張しましたが、相手を0点に抑えることができて良かったです。このチームは守備が良く、今日もエラーがなかったので、安心して投げられます。次の試合は一球一球きちんと投げ込み、打ち取って勝てるように頑張ります。

栗原の好投とショート遠藤を軸に守備が良かった

【清水正監督の話】
初戦は相手がどこでも硬くなります。先発の栗原奏音は最初チェンジアップが決まらず苦しみましたが。四回あたりから決まってきました。守備は失策なしで良かった。特に要のショート遠藤紗也乃が初回からいいプレーをしてくれたのでランナーを出さずに済みました。攻撃はもう1、2点取れそうでしたが、相手投手も悪くなく、3点取れて良かったです。次戦は恐らく日本代表の投手なので今日のようにはいかないと思いますが、今できることを精一杯やって勝ちたいです。

試合結果

◇山学大先発打順・(守備位置)・→交代・◎主将
1.(三)岩本唯花(3年)、2.(二)田中優空(2年)、3.(一)田崎和奏(2年)、4.(右)須藤里咲(3年)、5.(捕)大坪穂乃花(4年)→(H)神崎菜々子(2年)→(R)荒川詩帆(3年)、6.(遊)遠藤紗也乃(4年)、7.◎(DP)小宮祐希(4年)→(H)本田紗彩(3年)、8.(中)平片汐音(4年)→(H)穴田結菜(1年)、9.(右)伊藤銀花(3年)、(FP・投)栗原奏音(2年)

[投手]栗原奏音(投球回7回 被安打4 失点0)─大坪穂乃花[捕手]

(文 古屋賢二)(カメラ 平川大雪) 2026.10.3